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- ドライバー派? アイアン派? 入射角の数値で分かる“苦手クラブ”の正体
ドライバーとアイアンの得意・不得意は「入射角」の数値から見えてくる。適正値から外れることで生じるミスの傾向と、自分のスイングタイプを数値で解説する。
入射角とは何か? ドライバーとアイアンの基本的な違い
スコアが安定しないアマチュアゴルファーの多くは、ドライバーかアイアンのどちらかを苦手としています。ドライバーは得意だがアイアンが苦手、あるいはその逆というケースも少なくありません。フィッティングの現場では、「入射角」という数値を見ることで、そのゴルファーがどちらのクラブを苦手としているかが見えてくることがあります。今回は数値から分かるゴルファーのクセについて解説します。(文/クラブフィッター・石井建嗣)

入射角とは、クラブヘッドがボールに対してどの角度でインパクトしているかを示す数値です。弾道測定器ではプラスとマイナスで表され、プラスは最下点を過ぎてヘッドが上昇するアッパーブロー、マイナスは下降中に当たるダウンブローを意味します。一般的に、ドライバーはアッパーブロー、アイアンはダウンブローが理想とされています。
その理由はシンプルです。ドライバーは打ち出し角を確保しつつスピン量を抑えることで飛距離を最大化できます。一方、アイアンはスピン量を確保してグリーンでボールを止める必要があるため、ダウンブローが有利になります。
入射角の連動性が「苦手クラブ」を生む
多くのゴルファーは、ドライバーとアイアンの入射角に連動性があります。ドライバーがアッパー軌道になりやすい人は、アイアンのダウン量が少なくなりやすく、逆にドライバーのアッパー量が少ない人は、アイアンのダウン量が多くなる傾向があります。
このバランスが適正値から外れることで、「ドライバーが苦手」「アイアンが苦手」といった問題が生じます。つまり、どちらか一方のミスは、もう一方のクラブの入射角にも原因が潜んでいる可能性があるのです。
数値で見る具体例 あなたはどのタイプ?
一例として、ヘッドスピード40m/sのゴルファーの場合、ドライバーは打ち出し角16度前後、スピン量2500RPM付近が効率の良い目安とされています。このとき、入射角は2〜3度のアッパーブローが理想です。
しかし、入射角が1度未満、あるいはダウンブローで打っているゴルファーは、ドライバーが苦手なケースが多く見られます。スピン量が増えすぎて飛距離をロスし、テンプラや振り遅れといったミスも出やすくなります。その一方で、アイアンはしっかりとダウンブローで打てるため、得意としていることが多いのが特徴です。
逆に、5度以上の強いアッパーブローでドライバーを打つゴルファーは、ドライバーは得意でもアイアンを苦手とする傾向があります。本来、7番アイアンでは2〜3度のダウンブローが理想とされますが、こうしたタイプはダウン量が1度未満、場合によってはアッパーで打ってしまうこともあります。その結果、スピン量が不足し、グリーンで止まらない、ダフリが多いといったミスにつながります。
ドライバーとアイアンがかみ合わずスコアに悩んでいるゴルファーは、一度それぞれの入射角を数値で確認してみることをおすすめします。自分のクセを知ることが、安定したスコアへの近道になるはずです。
【解説】石井 建嗣(いしい・たけし)
香川県丸亀市で「ゴルフショップイシイ」を営むクラブフィッター。フィッター界の第一人者である浅谷理氏に師事し、クラブ&パターフィッター、TPIインストラクター、ゴルフラボ公認エンジニアの資格を持つ。ゴルフはHDCP「9.9」の腕前だが、自身のプレーより他人のクラブを“診る”ことに喜びを感じる職人肌。出演するYouTubeチャンネル「ズバババGOLF」では軽快なトークで人気を集める。
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