2024年 オレ的アカデミー賞
まえがき
この記事は、2024年に日本で劇場公開または配信やレンタルされた映画作品のうち、ブログ主がアカデミー賞になぞらえて勝手気ままに作品を表彰するものです。
概要は以下の通りです。
・選考対象は、2024年に日本で劇場公開または配信やレンタルのうち、ブログ主が鑑賞した195作品。
・ブログ主が地方在住であるため作品の配給が遅れており、選定は年を越えてから結構な月日を経てやっております。
・部門はアカデミー賞とほぼ同じで、作品賞・監督賞・主演俳優賞・助演俳優賞・技術部門等になります。また、ブログ主は映画の仕事をしたことがないので、監督賞・技術部門はノリと勢いで選考します。歌曲賞に至っては単なる好みです。
・アカデミー賞同様で、各部門のノミネート数を5個までとし、その中から1つを受賞とします。ただし、ドキュメンター作品は鑑賞数が少ないのでノミネート3個にしてます。
・全言語の作品を一堂に選考するため、国際映画賞も設けません。
・受賞作品は独断と偏見とブログ主の趣味嗜好に左右されますが、2024年を代表する凄さの作品を選出してるつもりです。
・各映画賞や映画祭の受賞結果に流されたり、反骨精神で牙を剥くことがあります。
以上です。では、早速いきましょう。
- まえがき
- アニメ賞
- ドキュメンタリー賞
- 歌曲賞
- 作曲賞
- 音響賞
- 視覚効果賞
- 撮影賞
- 衣装デザイン賞
- 編集賞
- 美術賞
- メイクアップ&ヘアスタイリング賞
- 脚本賞
- 脚色賞
- 助演女優賞
- 助演男優賞
- 主演女優賞
- 主演男優賞
- 監督賞
- 作品賞
- 受賞まとめ
アニメ賞
📌ノミネート4作品📌
FLY! フライ!

劇場版モノノ怪 唐傘


ロボット・ドリームズ

🏆受賞作品:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章

ドキュメンタリー賞
📌ノミネート2作品📌
WILL

アイアム・ア・コメディアン

🏆受賞作品:どうすればよかったか?

歌曲賞

📌ノミネート4作品📌
絶絶絶絶対聖域(デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション)

灼熱の戦歌(温泉シャーク)

Delusion(キングダム 大将軍の帰還)

水金地火木土天アーメン(きみの色)

🏆受賞:狂詩曲(ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ)

作曲賞
📌ノミネート4作品📌
哀れなるものたち

フィリップ

メイ・ディセンバー ゆれる真実

ノーヴィス

🏆受賞:オッペンハイマー

音響賞
📌ノミネート4作品📌

関心領域

ノーヴィス

シビル・ウォー アメリカ最後の日

🏆受賞:DUNE 砂の惑星PART2

視覚効果賞
📌ノミネート4作品📌
陰陽師0

ゴジラ×コング 新たなる帝国

猿の惑星 キングダム

ライオン・キング ムファサ

🏆受賞:DUNE 砂の惑星PART2

撮影賞

📌ノミネート4作品📌
哀れなるものたち

DUNE 砂の惑星PART2


悪は存在しない

🏆受賞:マッドマックス フュリオサ

衣装デザイン賞
📌ノミネート4作品📌

DUNE 砂の惑星PART2

マッドマックス フュリオサ

グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声

🏆受賞:哀れなるものたち

編集賞

📌ノミネート4作品📌
哀れなるものたち

落下の解剖学

ソウルの春

シビル・ウォー アメリカ最後の日

🏆受賞:オッペンハイマー

美術賞
📌ノミネート4作品📌
DUNE 砂の惑星PART2


マッドマックス:フュリオサ

エイリアン ロムルス

🏆受賞:哀れなるものたち

メイクアップ&ヘアスタイリング賞
📌ノミネート4作品📌
DUNE 砂の惑星PART2

マッドマックス フュリオサ


キングダム 大将軍の帰還

🏆受賞:哀れなるものたち

脚本賞

📌ノミネート4作品📌
落下の解剖学

ありふれた教室

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリデイ

ノーヴィス

🏆受賞:メイ・ディセンバー ゆれる真実

脚色賞

📌ノミネート4作品📌
哀れなるものたち


キングダム 大将軍の帰還

十一人の賊軍

🏆受賞:夜明けのすべて

助演女優賞
📌ノミネート4名📌
河井青葉(あんのこと) ※写真右

ミア・ゴス(インフィニティ・プール)

ダバイン・ジョン・ランドルフ(ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリデイ)

ホン・チャウ(憐みの3章)

🏆受賞:ジュリアン・ムーア(メイ・ディセンバー ゆれる真実)

助演男優賞

📌ノミネート4名📌
チャールズ・メルトン(メイ・ディセンバー ゆれる真実)

池松壮亮(ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ)

吉川晃司(キングダム 大将軍の帰還)

阿部サダヲ(十一人の賊軍)

🏆受賞:大沢たかお(キングダム 大将軍の帰還)

主演女優賞

📌ノミネート4名📌
エマ・ストーン(哀れなるものたち)

ザンドラ・ヒュラー(落下の解剖学)


ナタリー・ポートマン(メイ・ディセンバー ゆれる真実)

🏆受賞:イザベル・ファーマン(ノーヴィス)

主演男優賞

📌ノミネート4名📌
松村北斗(夜明けのすべて)

エリック・クルムJr.(フィリップ)

ポール・ジアマッティ(ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリデイ)

ファン・ジョンミン(ソウルの春) ※写真中央

🏆受賞:山口馬木也(侍タイムスリッパー)

監督賞

📌ノミネート4名📌
ヨルゴス・ランティモス(哀れなるものたち)

三宅唱(夜明けのすべて)


安田淳一(侍タイムスリッパー)

🏆受賞:トッド・ヘインズ(メイ・ディセンバー ゆれる真実)

作品賞
📌ノミネート9作品📌
哀れなるものたち

夜明けのすべて

落下の解剖学


マッドマックス フュリオサ

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリデイ

キングダム 大将軍の帰還

ノーヴィス

シビル・ウォー アメリカ最後の日

🏆受賞:メイ・ディセンバー ゆれる真実

受賞まとめ
ア ニ メ 賞 :デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章
ドキュメンタリー賞:どうすればよかったか?
歌 曲 賞 :狂詩曲(ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ)
作 曲 賞 :オッペンハイマー
音 響 賞 :DUNE 砂の惑星PART2
視 覚 効 果 賞:DUNE 砂の惑星PART2
撮 影 賞 :マッドマックス フュリオサ
衣 装 賞 :哀れなるものたち
編 集 賞 :オッペンハイマー
美 術 賞 :哀れなるものたち
メ イ ク 賞 :哀れなるものたち
脚 本 賞 :メイ・ディセンバー ゆれる真実
脚 色 賞 :夜明けのすべて
助 演 女 優 賞:ジュリアン・ムーア(メイ・ディセンバー ゆれる真実)
助 演 男 優 賞:大沢たかお(キングダム 大将軍の帰還)
主 演 女 優 賞:イザベル・ファーマン(ノーヴィス)
主 演 男 優 賞:山口馬木也(侍タイムスリッパー)
監 督 賞 :トッド・ヘインズ(メイ・ディセンバー ゆれる真実)
作 品 賞 :メイ・ディセンバー ゆれる真実
【まとめ】2024年 日本劇場公開の映画(12月編)
この記事は2024年12月に日本の劇場で公開された映画作品をかる~く紹介していく記事です。(私が観た作品だけ)
「2024年って、どんな映画があったっけ?」と新たな映画に出会いたい方や振り返りたい方、「あの映画、気になってるけど実際どんな感じなの?」と鑑賞の判断をつけたい方向けの記事になっています。本当に軽く紹介するだけなので、軽く流し読みする程度で読んでください。ネタバレは絶対にしません。ご安心ください。
各作品ごとに以下の項目を挙げて簡単に紹介していきます✍
- 公開日(日本の劇場で公開された日)
- ジャンル
- 監督
- キャスト
- 概要
- あらすじ
- 感想
加えて、各作品ごとに以下の観点を⭐の数で評価していきます。
- 脚本・ストーリー
- 演出・映像
- 登場人物・演技
- 設定・世界観
⭐は最大で5つです。
それでは、早速いきましょう💨
モアナと伝説の海2

公 開 日 :12月6日
ジャンル:アニメ
監 督 :デイブ・デリック・jr.
キャスト:アウリー・クラバーリョ、ドウェイン・ジョンソン、レイチェル・ハウス、テムエラ・モリソン、ニコール・シャージンガー、フアラライ・チャン、デビッド・フェイン 他
概要
2016年に公開されたミュージカル・アニメ『モアナと伝説の海』の続編。海と特別な絆で結ばれた主人公モアナが、1000年に1人の”導く者”となり、世界を引き裂いた神の呪いを解く危険な航海に仲間と共に繰り出す。
※公式サイトより引用および抜粋
あらすじ
概要に同じ。
感想
前作を下地に「大改造‼︎劇的ビフォーアフター」を行い、「なんということでしょう」と驚嘆するほど格段に進化した。
前作同様、キャラクターたちによるアクションとミュージカルで魅せる作品に変わりないが、アクションもミュージカルもダイナミックかつリズミカルになった。前作では、キャラクターのアクションとミュージカルが画面内で収まるシーンが多く、小ぢんまりだった。だが、本作ではキャラクターが画面を飛び出そうとしては画面が追いかけるような映像表現となり、勢いと迫力が増大した。非常にダイナミック。さらには、キャラクターのちょっとした数秒程度の細かい動作にまで逐一エンタメを練り込んでいる。それにより、終始に渡ってキャラクターの動作がリズミカルとなり、ずっと楽しい映像を観ることが出来る。
本作で1番良い設定は、モアナが持つ海の力を使用できないようにしたこと。前作では海上でピンチが起こる度に「もっと上手い使い方あるだろ(笑)」とツッコミを入れる隙があった。だが、本作は使用できなくしたことでツッコミを入れる隙が消失し、ピンチの時にちゃんとハラハラ・ドキドキを感じ取れるようになった。
相変わらずキャラクターが成長したり葛藤したりする要素が無いに等しい。そのため、前作同様にキャラクターへ対する愛着や共感が出たとこ勝負になっている。ただし、前作とは違って冒険中にモアナが大きな壁に当たって苦悩するから、形式的には成長と葛藤がある。とはいえ、ものの数分で葛藤が消えて成長も済んでしまうのだが。
⭐評価
脚本・ストーリー:⭐⭐⭐
演出・映像 :⭐⭐⭐⭐⭐
登場人物・演技 :⭐⭐⭐⭐
設定・世界観 :⭐⭐⭐
星の総数 :計15個
どうすればよかったか?

公 開 日 :12月7日
ジャンル:ドキュメンタリー
監 督 :藤野知明
キャスト:藤野家 他
概要
統合失調症の疑いがある姉と、その姉を医者に診せず自宅に軟禁した両親の20年に渡る生活を弟である藤野監督が撮影したドキュメンタリー映画。
あらすじ
面倒見がよく、絵がうまくて優秀な8歳ちがいの姉。両親の影響から医師を志し、医学部に進学した彼女がある日突然、事実とは思えないことを叫び出した。統合失調症が疑われたが、医師で研究者でもある父と母はそれを認めず、精神科の受信から姉を遠ざけた。その判断に疑問を感じた弟の藤野知明さん(本作の監督)は、両親に説得を試みるも解決には至らず、わだかまりを抱えながら実家を離れた。
このままでは何も残らない…。姉が発症したと思われる日から18年後、映像制作を学んだ藤野は帰省ごとに家族の姿を記録し始める。一家そろっての外出や食卓の風景にカメラを向けながら両親の話に耳を傾け、姉に声をかけつづけるが、状況はますます悪化。両親は玄関に鎖と南京錠をかけて姉を閉じ込めるようになり…。
※公式サイトより引用および抜粋
感想
前述の概要やあらすじだけ聞くと「どうすればよかったのか?」の問いかけに「早く医者に診せていれば…」と両親が取った行動に憤りを感じる。しかし、姉が発症した西暦1983年時点で統合失調症は精神分裂病と呼ばれ、発症者たちは本作が公開した時に比べて偏見や差別に苦しんでいた。そんな時代背景を考慮すれば、診断を受けずに軟禁し、自らの手で姉を守るという両親の決断にも理解を持てる。だが、軟禁によって世間から偏見や差別に晒されることを防いだところで病気の症状に対する根本的な解決にはならず、タイトルの「どうすればよかったのか?」の問いかけに帰結する他ない。本作は1つの家族で起きた出来事であると同時に、統合失調症に罹った者を軟禁する行為に誘導させてしまった時代があったことを伝え、現代人に対して発症者の誰もが十分な治療を受けられる風潮や雰囲気を作るよう大きな戒めとなっている。現在進行形で発生してるであろう「どうすればよいのか?」という事態に対して、迅速に「こうすればよい」と治療を受けられる世の中になることを願いたい。奇しくも本作が公開された同年には『夜明けのすべて』と『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』のように病気をエンタメやお涙頂戴のギミックに使用せず、病気を持ってない人々には病気を理解するよう努め、実際に病気を持つ人々には励みとなる作品が公開された。これを追い風にして、現代人が病気を抱える人々の理解を深めていければと考える。v(^^)
⭐評価
脚本・ストーリー:⭐⭐⭐⭐⭐
演出・映像 :⭐⭐⭐⭐
登場人物・演技 :⭐⭐⭐⭐⭐
設定・世界観 :⭐⭐⭐⭐⭐
星の総数 :計19個
はたらく細胞

公 開 日 :12月13日
ジャンル:漫画実写、コメディ、アクション
監 督 :武内英樹
キャスト:永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、山本耕史、仲里依紗、染谷将太、板垣李光人、加藤諒、松本若菜、加藤清史郎、阿部サダヲ、Fukase 他
概要
細胞たちを擬人化した大ヒット漫画『はたらく細胞』の実写映画化。
監督は『翔んで埼玉』や『テルマエ・ロマエ』などのコメディ大作を手掛けた武内英樹監督が務め、俳優陣では永野芽郁さんと佐藤健さんがダブル主演を務める。さらに、アクション演出は『るろうに剣心』や『幽☆遊☆白書』でアクションを担当した大内貴仁さん。
※公式サイトより引用および抜粋
あらすじ
人間の体内で生きる37兆個の細胞たち。酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球、そのほか無数の細胞たちが、人間の健康と命を守るために日夜全力で働いている。
高校生・漆崎日胡は、父親の茂と2人暮らし。まじめな性格で健康的な生活習慣の日胡の体内の細胞たちは、いつも楽しく働いている。一方、不規則不摂生に日々を過ごす茂の体内では、ブラックな労働環境に疲れ果てた細胞たちが不満を募らせている。親子でも体の中は、えらい違いだった。とはいえ、親子は仲良しであり、賑やかな日常を過ごしていた。しかし、その体内への侵入を狙う病原体たちが動き始める。漆崎親子の未来をかけた、細胞たちの「体内史上最大の戦い」が幕を開ける。
※公式サイトより引用および抜粋
感想
『テルマエ・ロマエ』や『翔んで埼玉』などの二次元的なコメディ大作を手掛けた武内監督が、またしても新たなコメディ大作を生み出す…と思いきや、ところがどっこい。確かに、武内監督らしいコメディ演出は健在であり、予告編の時点からギャグ満載だ。だが、驚くことに予告編のギャグたちは、本編の序盤で消費される触り程度に過ぎず、前座の余興だった。本作の真の正体はアクション映画であり、シリアスで感動的なヒューマン・ドラマであった。このコメディからアクション及びヒューマン・ドラマに転調させていくバランス感覚は、『クレヨンしんちゃん』の劇場版シリーズの感動回に似ている。なので、笑って泣ける大衆娯楽としては勝利確定ムーブだったように思える。ただ、コメディからシリアスなヒューマン・ドラマへ切り替えるスイッチの押し方が急速すぎる上に乱雑なので、ノレない方もいるだろう。その点はテンションのチューニングが必要だ。あと、主要人物たちが、決められた仕事をこなすだけの細胞であるが故に、葛藤や成長といった物語の基本要素を導入することが出来ない。そのため、序盤でキャラクターの魅力がほぼ頭打ちになっている。だが、その分、細胞たちを演じる俳優陣が演技力で魅力を吹き込んでいる。とはいえ、主人公であるはずの永野芽郁さんが酸素を運ぶこと以外は殆どアクションがないから目立たない。
アクションがカッコいい。なにせ、本作のアクションを担当したのが『るろうに剣心』でアクションを担当した大内貴仁さんだし、さらには『るろうに剣心』で主役を務めた佐藤健さんが同様のアクションを行っているからである。ワイヤーアクションで縦横無尽に飛び回りながら斬撃を繰り出す光景は非常にスタイリッシュである。というか、ほぼ『るろうに剣心』の実写版である(笑)相変わらず、佐藤健さんは身体能力の高い。そして、佐藤健さん以外の山本耕史さん、仲里依紗さん、Fukaseさんには、それぞれの身体能力に見合ったアクションが用意され、誰かのアクションがショボく見えてしまうことがない。
画面のビジュアルが凄い。無数の擬人化細胞たちをCGで誤魔化さず、数百人のエキストラを使って本物味がある世界観を形成している。
⭐評価
脚本・ストーリー:⭐⭐⭐⭐
演出・映像 :⭐⭐⭐⭐
登場人物・演技 :⭐⭐⭐⭐
設定・世界観 :⭐⭐⭐
星の総数 :計15個
クレイヴン・ザ・ハンター

公 開 日 :12月13日
ジャンル:アメコミ、SF、アクション
監 督 :J・C・チャンダー
キャスト:アーロン・テイラー=ジョンソン、アリアナ・デボーズ、フレッド・ヘッキンジャー、アレッサンドロ・ニボラ、ラッセル・クロウ 他
概要
ライオンの血を吸収して「百獣の王」のパワーを身につけたアンチ・ヒーローのオリジンを描いたアメコミ映画にして、SSU(ソニー・スパイダーマン・ユニバース)の最新作。だが、SSUが打ち切りとなってしまい、本作が最終作となっている。
※公式サイトより引用および抜粋
あらすじ
幼い時に母親を亡くし、裏社会を支配する冷酷な父親から「強き者が生き残る。力こそが全てだ」という精神を叩きこまれて育った少年セルゲイ。ある日、父親と共に狩猟に出た際、突如現れた巨大なライオンに襲われ生死を彷徨う大怪我を負うが、ライオンの血がセルゲイの体内に入ったことで、「百獣の王」の力を持つ容赦なきクレイヴン・ザ・ハンターへと覚醒する。金儲けのために罪なき動物を狩る人間たちを狩っていくうちに、全身が硬い皮膚に覆われた巨大な怪物ライノが立ちはだかる。さらには、裏社会を牛耳るマフィアの父親と対峙することになり、加えて最愛の弟ディミトリに命の危機が迫っていた。
※公式サイトより引用および抜粋
感想
ライオンの血を吸収して「百獣の王」のパワーを身につけたアンチ・ヒーローのオリジンを描いたアメコミ映画にしてSSU最終作。
SSUの一環ではなく、映画単体として面白い。セリフがセンスの塊であり、登場人物の言動および人物像、その場の状況を直感的に伝えている。そのセリフに加え、脈を打つような音響&逐一スタイリッシュに決める演出で物語を紡ぎ、物語の波に乗りながら常に聴覚と視覚を刺激される。そして、アーロン・テイラー=ジョンソンが筋骨隆々の肉体と持ち前の身体能力を駆使して「百獣の王」のパワーを宿す主人公を見事に体現し、「百獣の王」のパワーとは何たるかを直感的に伝導している。動物のCGがショボくて偽物感が漂ったり、カットとカットの繋ぎが乱雑で見づらかったりと粗は見えるが、聴覚と視覚を常に直感的に刺激させ続ける作り込みは見事。本作でSSUは打ち切りとなり、本作の劇中に散りばめられたフリについては「結局、回収されないんだよな(笑)」になってしまうけど、作品単体としては「これが映画だっ!」と言わんばかりの気概を感じる力作である。
個人的に、アーロンの走り方と窓ガラスを拳で殴る動きが『ブレット・トレイン』と全く同じ動きをしていて笑ってしまった。
⭐評価
脚本・ストーリー:⭐⭐⭐⭐
演出・映像 :⭐⭐⭐⭐
登場人物・演技 :⭐⭐⭐⭐⭐
設定・世界観 :⭐⭐⭐⭐
星の総数 :計17個
くすぶりの狂騒曲

公 開 日 :12月13日
ジャンル:青春、ドラマ
監 督 :立川晋輔
キャスト:和田正人、駒木根隆介、辻凪子、徳井義実、岡田義徳 他
概要
編集中。
※公式サイトより引用および抜粋
あらすじ
編集中。
※公式サイトより引用および抜粋
感想
タモンズを知らずとも、お笑い界の事情を知らずとも、お笑いに生きる男たちの青春を浴びれる作品。(せめて、頭に入れておくべき知識は「M-1グランプリ」の概略ぐらい)。もはや、実話ベースの映画というより、映像表現を駆使した劇映画として心揺さぶる作りになっている。演出・画づくり・カメラワークといった視覚情報、そして耳を突き刺すような音響効果がタモンズというか2人の男たちの苦境を鮮明に物語っており、タモンズの経歴を知らずとも2人の生きた形跡が沁みてくる。また、脚本の言葉選びが優れている上に、それを喋るタモンズ役の和田さんと駒木根さんが役柄にピタッとハマっているため、2人の人物像が説明的なセリフやシーンを挿入せずとも明確に浸透している。
物語は凄く普遍的。劇中にて、タモンズは結果を出すため、何度も笑いのスタイルを変更するか否かを苦慮している。現状を維持するか改革するかを下すのは、お笑い芸人の世界以外でも通ずる難しい選択だ。その選択が自分たちに合ってるかは、自分たちはおろか周囲の者達でも分からない。ただ、本作の物語から判明するのは、時間を重ねて継続すれば、自分に合うスタイルが見えてくるということである。なので、本作の数年間に渡る物語は、タモンズ自身がタモンズらしさを取り戻す話だったと思われる。
⭐評価
脚本・ストーリー:⭐⭐⭐⭐
演出・映像 :⭐⭐⭐⭐⭐
登場人物・演技 :⭐⭐⭐⭐
設定・世界観 :⭐⭐⭐⭐
星の総数 :計17個