家の前の木を伐採して学んだこと

 なんということをしてしまったんだろうか。もう片方の木の叫び声が今も聞こえるようだ。しかし仕方ないだろう、その伐採した木は玄関に入るコンクリートの歩道を押しはじめていたんだから。
 今朝伐採した後、もう一本の生き残っている木の片側には枝が無く変な形だと思っていたのだが、その意味が理解できた。それは切られてしまったもう一本の木のためにあえて枝を伸ばさなかったのだ。そうして二本で共生していたのであった。木は何も話さないが、それがこの木が人間に伝えたかったことであろう。そう信じたい。

 私たちは時として自然から多くのことを学ぶ事が出来る。共に暮らしている家族に多少の気を使い、自分の言いたいことを少し我慢したり、気を利かせて小さな贈り物をしたり、優しい言葉でちょっとだけ褒めたりする。これらのことは二本の木が労わり合い、自分の枝を片方に伸ばさないことに似ている。

残された木:片側には大きな枝が出ていないし過去に剪定もしたことすら無い
この木々は偶然日本由来のもの

それでもアメリカが好きか?

 世界の国々は陰と陽に分けられると昔中医学を学んでいた頃に同級生と話し合ったものだ。アメリカは陽、日本は陰、ブラジルは陽。フランスは陽だがドイツは陰。これは結構当たっていると感じた。G7なんてふざけた組織があり、イタリアは国民総生産もさほど高くないがブランドが目立ちシレっと仲間に加えてもらったそうだ。


 この小さな星である地球も、人間に大きさを合わせているのでジェット飛行機を発明して以来は世界も小さくなり、海を挟んだ隣の国とも命かけずに会えるような距離になった。おかげで戦争もできて資源も取り合いになった。ありがたいことだ。もう気付いているかもしれないがこの地球があって人間がいるのではなく、人間の大きさに合わせてこの惑星が出来ている。月までの距離も夢にあふれる火星もガンバレば行ける距離だ。これも全て人間の夢に合わせている距離である。もし月以外に太陽系の惑星も無ければ人間の夢すら起きない。これらの距離も全て人間の大きさに合わせているからである。物凄いロケットさえできれば火星にも行って帰れる。そう考えていけば人間と地球、その周りのモノも我々の創造主に創られたと考えるのは難しくない。


 アメリカの地理も南アメリカもアフリカでさえ恐竜でなく今住んでいる人間のために時間を通じ形づくられたと思えば、アメリカがそこにあることに腹立たしさも感じないかもしれない。たかが建国300年にも満たない国があって世界で『俺様』的な態度をとっていても、悠久の時間軸から見ればクシャミをし、鼻水が出た程度の時間だろう。しかしアメリカという国の個性からいればこの国は実に魅力的で、いつも『クレイジーパワー』が炸裂している国も他にはない。少なからずPCの発明も飛行機もクルマの発明もそんな半ばふざけたパワーからとしか言いようがない。常識にとらわれない人間の理性すら超えてしまったパワーもあるが、他国の人から見れば全くクレイジーとしか言いようがない一面も政治、経済、科学すべての分野である。ただ言えることは、この地球上には無くなると世界的に少し困る国がありその中には日本もアメリカもおそらく含まれているだろう。しかし南米やアフリカの一国が消滅し今後世界情勢が傾くほど困るということは無いかもしれない。国の個性を維持するのはそこに住んでいる国民の仕事だろう。

 さて、話を元に戻すが私にアメリカが好きか? と聞かれても実はどうでもよくて、同時に日本が好きかと聞かれても分からない。自分で選んで生まれてきていない国は自分なりに受け入れないと不幸になり、それと同じで自分の伴侶が生まれた国が好きかと聞かれ、嫌いだと言えばそれは不幸せ(ふしあわせ)の始まりにすぎない。
 自分の父親が好きか、弟が好きか、母親が好きかとかそんなことは考えることすら無意味で、ただ受け入れるだけで良い。妻が好きか旦那が好きか。そんなことすら結婚後は全く考えなくていいということだろうが、受け入れないと間違いなく不幸になるだろう。同じ時間、場所で過ごし「息を吸うのも嫌だ、死んでしまいたい」と思うか「今が素晴らしい」と感じるかによってある程度自分の精神状態は創られる。収容所に居る間、過ごしてきた日にちを数え恨みと共にあとどのくらいで出れるかを考えた者より、国に帰ってから何をするか漠然とした希望を持ち続けた捕虜の方が生き延びたらしい。さて、自分の墓穴を掘る前にこの話は終わりにしたい。

 

いい人過ぎた『アメリカ』という人

 ただ、いい人過ぎたアメリカという人、と言う感じだ。
今現在、トランプの関税祭りは否応でも世界中でニュースになり、問題を引き起こしているが、あれもそれも今までの政権が自分の国の立場を甘やかしすぎたからである。今までの民主党もその前のコントロールされたトランプ政権も、その前のオバマ、ブッシュにしてもアメリカは世界に対し甘かった分、自国にはしわ寄せがきて、不法難民が押し寄せ安い海外の製品に埋め尽くされ、アメリカの文化もモノも無くなってしまった。
 私が来た2008年量販店に行くと安い中国の製品に圧倒され、デザインは無骨だが頑固なアメリカ製品は見当たらなかったものだ。車にしても日本車に埋め尽くされ味のある「ボート」と呼ばれた大きいフワフワした燃費の悪いアメ車はもう見当たらなかった。唯一セミトラックやダンプカーはアメリカを象徴していた。本来のアメリカは遠くの70年代80年代にどこかに行ってしまい、私の想像していたアメリカという世界はこの国には既に無かった。
 おそらくトランプ大統領の想いも昔良きアメリカに留まっているとしか考えられない。今では街にホームレスが湧いてその半分は英語すら話さない連中。私自身自国を投げ出してアメリカに来た人たちに「大変だったろう、よくここまで来れたね」とは言えない。どうして自国に残り良くしようとしなかったのと言いたいが、彼らは一様にマフィアに支配されている。政治も終わっているという。しかし実際逃げることのできた『感覚的に普通の人間』がその国を去れば誰がその国を変えるのかと思う。これは日本に来る大陸系の人に対しても思う。
 仕事にしても会社にしても移民が増えすぎて本国アメリカ人の場所すらない。日本で多くの会社や商売に外国人が入り込み本来の立ち位置があるはずの自分たちの立場が無くなれば私だったら狂気になるかもしれない。しかしそんな状況ですら長年我慢していたアメリカ人が、ここに来て本来のアメリカを取り返そうと言ったところで、移民や悪い意味での同性愛者が増えすぎてもう収集がつかない。日本もこのアメリカの移民、海外資本の流入などの状況から学ぶ必要はあるが、現在の日本の政治家からは学ぶ気配が見られない。
 戦争は避けるべきだが、世界が関税で争えばその後に武器を持つのは容易だろう、なぜならそこには既に『感情』があるのだから。どこの国の指導者も戦争を知らない野郎だ。戦う気が起きてしまえば抑えることは彼らにはもうできないだろう。