これを知ると残念ながら日本の台所がいかに遅れているかがわかる、それとも考え方の違いか。。。
元来、日本では土間というものが存在し、居住空間よりも一段低く或いは地面と同じ高さであった、炊事も草履や下駄を履いたままで大丈夫で、家の中の外といった感じだろうか、お勝手といわれる専用の戸まで存在した。
そのような場所で炊事をおこなってきたのだが、泥のついた葱を土間で払い落とし井戸水で洗うような感覚では炊事するところが外と同然だろう、それなら別に生ゴミや魚の鱗が下に落ちても構わないだろう。
しかし時代は変わり西洋化した。台所は土間とは言わずキッチンといわれるようになった、しかし生ゴミの捨て方だけは昔のままである。
私が幼い頃、お袋が生ゴミを捨てる途中ゴミの『汁』を床にこぼし、私がそれで滑り転んで頭を打ったような思いでもある、実に汚い。そんなことをしていれば脳腫瘍になるのも当然だろう。
今年はいつもより雨が多くここコロラドでもハエが異常に多い、ガレージを開けると数匹は入ってくる。そんなとき日本ではハエは生ゴミの周辺に集る、台所の三角コーナーなどのゴミ入れがハエの特等席だろうか。
昨今日本では生ゴミの処理を色々な企業が開発しているが、残念ながら今のところまだ野菜や魚などの生ゴミはゴミ入れに捨てるのが普通だろう、多くの野菜や魚を食べる日本人にとって生ゴミは厄介な副産物だろう。
日本のシステムキッチンといえばステンレスの材質や水道の取っ手にこだわったり、大きななべが洗えるように大きくしたり、あるいは極端に無駄を省いた形(デザイナーブランド)などいろいろだが、そんなことはどうでもよく一番肝心なのは料理時の排気や生ゴミの問題ではないだろうか、カタログといえばどれもきれいな未使用時のもので、肝心な問題を考えていない、呆れるばかりだ。
アメリカに来た頃なんだか友人宅の台所のシンク周りがスッキリしているのに気づいたがそれは生ゴミ入れが無いことからだった、料理の嫌いな無精者ばかりで外食が多いのだろうと思ったがそれは大きな誤解であった。
友人宅の台所で調理が終わる頃、『ゴーーー、ウィーン』という音が聞こえたが別にミキサーなどを使っている気配はなく、ジュースを作った跡も無い、どうしてだろうかと思っているとシンクの排水口に野菜の切りくずなどを入れている。これは詰まるのではないか?と聞いたところ、『ディスポーザー』というものが砕いてくれる、らしい。
アメリカの家庭のシンクの排水口(ほぼ99%)は大きくゴムのカバーがついていて、その下には大きな歯車のようなものがあり、生ゴミなどを砕いて排水溝に流す仕組みである、いわゆる『ディスポーザー』である。ゴーーーという音はこの歯車を回すモーター音でそのスイッチは照明のスイッチと並んでいて言われなければそれと分からない、ただしディスポーザーの鉄則は卵の殻は捨ててはいけないということだ。
これでは生ゴミは出ない筈だと感じた、しかしこればかりは実際に暮らして見ないと旅行のホテル住まいだけではわからない部分だろうか。
しかしながら私もはじめの頃は慣れなく本当にあれこれ捨ててスイッチを入れれば大丈夫なのかためらった。
町には一体どんな下水処理施設があるのだろうかとさえ感じる。
下の写真だが左のシンクにはディスポーザーが付いている、猫の頭のところの部分にモーターがある、砕けたゴミはパイプを通り左の排水と一緒になり下水道に流れる。
ディスポーザーの歯車は取り替えられず、壊れた時の新しいディスポーザーの値段は2~3万円だろうか。









