「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

もう店頭販売が始まった随意契約の政府備蓄米、長蛇の列、瞬く間に売り切れ

 随意契約の政府備蓄米を巡って小売り大手が販売開始日を競い合っています。イオンが6月1日の販売開始を公表すると、アイリスオーヤマが6月2日の販売開始予定を前倒し、31日に店舗で発売すると発表しました。

イトーヨーカ堂とアイリス、31日から備蓄米販売 実店舗の開始日競う - 日本経済新聞

 販売が始まった5月31日、アイリスオーヤマの系列店やイトーヨーカ堂の店先には長蛇の列ができたそうです。売り出された備蓄米は瞬く間に売り切れたといいます。この状況にコメ流通関係者は何を思うのでしょうか。

 

 

 「値上げラッシュ」が続いています。帝国データバンクによれば、2025年に値上げを予定している食料品数が5月末時点で1万6224品目となったそうです。

25年食料品値上げ、2年ぶり2万品目超見込み コメ不足が拍車 - 日本経済新聞

 24年に値上げした1万2520品目を超えたといいます。世界的な天候不順を背景とする原材料高が主な理由のようです。コメ不足による値上げも多く、22年の2万5768品目に並ぶ可能性があるそうです。

 東京23区の5月の消費者物価指数が発表となりました。生鮮食品を除いた総合で、前年同月比3.6%上昇となっていました。2か月連続の3%台といいます。「米類」の上昇率は、1年1か月ぶりに縮小に転じたものの、依然高い水準だったといいます。

 物価高が収まる気配がないようです。実質賃金の改善も期待ほどに進みません。格安備蓄米を取り扱うお店に行列ができるのも理解できます。

 

 

 南の地方から田植えが始まり、もうまもなく本格化します。稲穂が出始めた沖縄石垣島では「青田買い」が始まっているといいます。 

コメ調達、JA「金額競争では勝てなくなる」 卸・小売りに買い負けも - 日本経済新聞

「付き合いのなかった本土の業者から頻繁に商談や訪問の連絡が入る。本当にコメがないのだろう」。石垣島のコメ農家はそう語ったそうです。

 九州 佐賀の農家は、「よその業者には、もっと3万円とか3万5千円でも買うと言っているところもいっぱいあるんですよ。業者はそんな感じなんですよ。だからJAで例えば2万円と言われても、それほど驚く金額ではないし、それでもちょっと不満ですよね」と語ります。

 すでに新米の争奪戦が始まっているようです。この秋、コメの価格はどうなるでしょうか。その前に流通改革を進め、コスト抑制の努力も同時に求められそうですが、どうなるのでしょうか。

 2025年産の主食用米の見込み生産量は昨年比40万トン増の719万トン、過去最大の増加幅といいます。この夏が猛暑にならないことを祈るだけです。猛暑になればまた収量が落ちることになってしまうので。

 

 

論語に学ぶ

古(いにしえ)の学ぶ者は己の為にし、今の学ぶ者は人の為にす。(「憲問第十四」24)

 昔の学ぶ者は、自己を鍛えるために学ぶことに努めていた。今の学ぶ者は、他人からの評価や名声、社会的な地位を得るために学び努めていると孔子はいいました。

dsupplying.hatenadiary.jp

 平穏な時代にあっては、それでもいいのかもしれませんが、危機的な状況になると、それではさらに混乱、混沌を招くことになりかねません。この時代もそうなっていそうな気がします。カネとか名声とか地位を求める輩がうようよしていそうです。こんなのばかりになっていないでしょうか。トランプさん、プーチンさん、ネタニヤフさん、目を海外に転じて同じことがいえそうです。

(↑ アイリスオーヤマの大山会長の著作です

 こんな時代になってしまったのですから、人格を高め人間性を磨いた方がよいのかもしれません。それが活かされたとき、思わぬ恵みがそのあとにやってくるのかもしれません。

 

「参考文書」

白鶴酒造、日本酒など5〜18%値上げ 原料米高騰で10月から - 日本経済新聞

コメ農家「いくらでも言い値が通る」 未曽有の騒動は終わらず - 日本経済新聞

JAが米の最低保証額を4000円増額 価格や販売量の安定化へ 一方「他の業者はもっと高い」と不満口にする農家も|FNNプライムオンライン