北港朝天宮を参拝していたら、「電音三太子」がお出ましになった。

電音三太子は、台湾の伝統的な神様「三太子(哪吒)」を現代風にアレンジしたものだ。どうアレンジしたのかというと、テクノ音楽に合わせてダンスをするというもので、一説だとこの北港朝天宮がそのアレンジ発祥の地であるそう。
カラフルな三太子がテクノ音楽に合わせて踊る、それも結構結構しっかり…というのが新鮮で、台湾ならではのものが見られたなあと感じた。
踊っているのは「屏東萬丹天鳳會舘」という、台湾中を巡業される電音三太子の専門集団だ。
三太子は別名哪吒(中文の先生は「ナタ」と発音していた)という伝説の人物だ。
これが誰なのかというと経緯が少々込み入っているのだけど、元々は仏教の守護神とされていたものが、東アジアに伝来して道教神となったそう。
哪吒は毘沙門/李靖の三男であるといういずれの解説も見られるが、これは唐代に元々別神格であった毘沙門と李靖が民間信仰が広まる中で混同されてしまい(一説によれば字(あざな)の発音が似ていたから)今に至ると言う。
三太子(中壇元帥) / 數位物件授權:CC BY-NC 3.0 TW + / 建檔單位:全國教師會 @ 國家文化記憶庫 https://tcmb.culture.tw/zh-tw/detail?indexCode=Culture_Place&id=247135
少なくとも台湾では完全に道教の少年神とみなされている。特にドライバーから人気が高い神様のようだ。
電音三太子は台湾ならではの、モダンな信仰表現のひとつであるので、この機に拝むことができたのは貴重だった。
