味気ないドイツのお正月

         遥かなる日本    ドイツの街角から  

 

 

     

 

 

      明けまして おめでとうございます。

 

        今年も/は、よい年でありますように。

 

 

 私には何としても良い年になって欲しいです。去年かなり酷かったから。

 膝の問題に悩まされました。いろいろな予定を取り止めなければなりませんでした。私達、息子、私の姉と一緒のイタリア旅行もキャンセル。今年は何とか実現したい。でも時々以前のように走ったり、ハイキングはできないのではと悲観的にもなります。ああ、年を取るのは辛いなあ。

 

 

ドイツのお正月

 

 ドイツのお正月は何とも味気ないです。何のお祝いもありません。日本のように、お正月の飾り付け、料理、年賀状、お年玉、年始の挨拶回り、八幡様に行く(露店が出ていました)、親戚が来る、皆で遊ぶ etc.  ありません。

 

 大晦日は飲んで騒ぐことが多いから、元旦は二日酔いさましの日という感じです。元旦は祝日ですが、二日から全く普通の日です。娘は出勤。私も昔会社勤めをしていた時は、二日から仕事でした。全くつまらない。

 

 日本のお正月は楽しかったなあ。年賀状が何枚ぐらい来るかと期待しつつ郵便箱を見る。私はいつもピーピーしていたので、年に一度のチャンス!お年玉の「捕らぬ狸の皮算用」。美味しいおせち料理。お正月には父もいて、家族で、あいさつに来た親族でゲーム。私達が大きくなってからは、父が「麻雀実践教室」を開いてくれました。

 

 

ドイツの大晦日

 

 大晦日はクリスマスのように家族で祝う日というより、遊ぶ日です。よって若い人は家族より、友達と過ごします。夜中12時を過ぎると、花火を上げます。花火は個人があげますが、年々豪華になってきて、見がいがあります。シャンペンで乾杯、ハグして新年を祝います。

 

 ただ花火は事故が多く、死者がでることもある。更に空気汚染、騒音、ゴミ(花火の後片づけない人が多い)などで、花火禁止の声も高くなってきました。

 今回も18歳の青年二人が、自分で作った花火が爆発して、死亡しました。ドイツでは禁止されている種類の花火の不法輸入も絶えません。

 

 

晦日のゲーム

 

 私達も子供がまだいなかった時は、友達のうちで祝いました。「鉛を流し込む遊び」をしました。これはスプーンに入れた鉛をローソクで溶かし、それを冷たい水の中に投げ込む。瞬間にいろいろな形にかたまり、その形で占ったりする。もっとも鉛は健康に悪いから禁止になったそうです。今は代わりにワックスや錫を使うようです。

     

       

            鉛を流し込む遊び

       

 

 

 子供が生まれてからは、夫の実家で祝いました。カナッペを食べ、フルーツポンチを飲みながら、いろいろなゲームをしました。特にサイコロ遊び。これは小さい子供もできるので、よくしました。ダイスカップに入れた5つのサイコロを振り、要求される数、例えば同じ数が4つ、5つ、1~5,2~6までの並んだ数、etc.が出るまでやり、一番早く数が揃った人が勝ち。

 

         

               サイコロ遊び クニッフェル Kniffel

 

  義母の死で実家がなくなってからは自宅です。うちの大晦日料理は、焼きそば、ギョウザ、お味噌汁。フルーツポンチを飲みつつ、ゲーム。孫に合わせたゲームですね。

 

  息子はいつも友達と祝うし、娘&孫、ゲストも予定があって帰宅したので、夫と二人の大晦日。子供達からプレゼントされた2000ピースのパズルをするつもりでした。

 

  元旦はゆっくり寝て、ブランチ。晩は息子も加えて行きつけの中華料理店(閉まっている店が多く、この店は開いている)で恒例の夕食のつもりだったのが、夫が風邪を引き私にもうつって、全部駄目になりました。あ~あ、のっけからいいことないなあ。

 

 元旦、私はせめてお雑煮。東京の姉が教えてくれた、N社の「マツタケの味お吸い物」で作る。中に野菜や、うちにある日本の物を適当に入れる。今回は油揚げとちくわを入れました。そして勿論おもち。結構食べられますよ。

 

             

 

                                                                                けい

クリスマス

          遥かなる日本  ドイツの街角から

 

 

  21日が第三アドヴェント、来週クリスマスです。

 

 

クリスマスマーケット

 

 クリスマスの前は楽しい時。飾り付けがきれいだし、クリスマスマーケットも楽しい。この町のマーケット、好きです。いろんな露店があります。

 

              お菓子の店

       

              飾り物の店

      

            ロウソクの店

      

            焼きソーセージの店

      



 いつも甘ものをドッサリ買います。特にApfelring/アップフェルリング(リンゴの輪)が大好きです。輪に切った乾燥リンゴをチョコレートで包んだものです。大好きというより中毒という感じですね。店の人はそれを知っているから誘惑するんですよ。春と秋に、ある通りに露店が並ぶ。そこに店出しているから、いらっしゃいよ、とね。ニコニコして言うんだ。クリスマスだけ、一年に一回だけだからと制御しているのに、中毒の人を誘惑するのはやめてよ。

 

                 おいしいApfelring

      

 

 

 

森の中のクリスマスツリー

 

     

 

     

 

 

 近くの森にクリスマスツリーとキリストが生まれた馬小屋の模型が飾られています。いつ頃からかな。篤志家がやっているんです。初めて見た時はもう感激。段々増えていけばいいなと思ったけど、一番多くて三、四本だけで、今回は二本でした。銀世界の森を歩いて、左右にクリスマスツリーが現れるなんて、夢のようだと思いませんか。残念ながら雪は降らないし、クリスマスツリーも増えない。まあ、二本だけでもいいですよ。ここ何年か行っていなくて、まだあるかしらと、ちょっと心配だったので、嬉しかったです。ありがとう。

 

           キリストが生まれた馬小屋

     

 

 

クリスマスのお祝い

 

 クリスマスは義母が亡くなるまで、夫の実家で祝いました。親戚が集まって、12人~18人ぐらい。にぎやかだったなあ。何もしなくて美味しい物が食べられていいけど、退屈で早く家に帰りたいと思ったこともありました。今となっては懐かしいですが。アルプス地方で以前は雪が沢山降って、ホワイトクリスマスだったし。

 

 24日クリスマスイヴ。午後のお茶でプレゼントの交換。夕食は、日本の大晦日に似て、準備が大変だから簡単な物。ソーセージが多い。うちも義父の出身地、ボヘミアのワインで焼いたソーセージとポテトサラダ。ドイツらしい野暮ったい食事だと思うかもしれないけれど、これが一年中楽しみにするくらいおいしいんです。25日はガチョウの丸焼き。義母は料理上手だったから、おいしかった! 26日(ドイツでは第二クリスマスの日で祝日です)はレストランに行きました。

 

 義母の死で実家がなくなってしまったので、クリスマスに親戚が集まることはなくなりました。今は核家族のお祝い。私達、娘、息子、孫、五人で同様に祝います(他に誰かが来ることもあり)。料理も同じ。この町にもクリスマスにボヘミアのソーセージを売るお肉屋さんがあります。でもガチョウの丸焼きは私達にはできないので、もう焼いてあるのを注文し、副菜はうちで作ります。

 

 孫が来るからクリスマスツリーは飾ります。今日買ってきました。それ以外にも、うちの中あちこちにチョコチョコ飾りをします。

    

            うちのチョコチョコ飾り

     

 

     

 

     

 


楽しさとメランコリー

 

 クリスマス、子供達は期待でワクワクするでしょうね。でも親は大変ですよ。プレゼントや料理の為の買い物、クッキー、ケーキを焼く、家を飾る、料理をする etc. 昔会社勤めをしていた時、同僚の女性はワンオペで、クリスマスは大嫌いだと言っていました。まあ、分かりますよ。私は随分楽をしていました。料理もクッキーもケーキも義母が作ってくれました。

 

 クリスマスは楽しい時だけど、一方ちょっとメランコリックになる。一人ぼっちの人は、お金のない人はどうするのか。周りの子供達が、プレゼントの話で盛り上がっている中に入れない子供。子供も辛いだろうけど、子供に何も買ってやれない親だった辛い。私は恵まれていると感謝しつつ、心にちくっと刺さるものがあります。

 

 クリスマスマーケットの真ん中にあった店のドーナツがおいしくて、いつも買っていました。ある時、尼さんと男性が二人、ドーナツの前に長く立っていたけれど、「ドーナツ、一つ80セントするのね。」とつぶやいて、去って行きました。もしかして、障害児、障害者、ホームレスの人などの世話をしていて、お土産にしたかったのかもしれない、ドーナツでクリスマスを祝いたかったのかもしれない。「寄付したいんですが、」と話しかけようとして、結局しませんでした。今でも思い出して、胸がちくっとします。

 

 

日本のクリスマス

 

 日本の皆さんは、クリスマスを祝うのでしょうか。伝統はなくても、日本人は商売っ気盛んだから、理由はどうであれ、こんないい機会はないと、ガンガンやっているんだろうと思います。まあ、楽しいのはいいことです。

 

 

 次の更新は新しい年になります。皆様、よいお年をお迎えください。

                        けい

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツの話題

        遥かなる日本  ドイツの街角から

 

 

 アドヴェントが始まりました。多くの家がイルミネーションで飾られ、きれいです。雪が降ればなあ。雪の降る中、あちこちに輝くイルミネーション。

 あ~ ロマンチック。って、残念ながら想像の中です。どんよりベチャベチャでは、映えませんよ。

 

     

       近所の家のイルミネーション、はっきり出ないなあ

 

 

     最近のドイツでの話題をお届けします。

 

 

メルツ首相の問題発言

 

 この人は前から問題発言がある人ですが、最近問題になったのが

   

      「Stadtbild / シュタットビルト」 

 

 日本語に訳すと、町の姿、たたずまい、町並みなどです。首相は10月に行われた演説でこの言葉を使いました。

 

 移民政策について、連邦政府は以前の不履行を訂正し、進歩している。ただし

       「今だに町の姿に問題がある」

 

 この「町の姿」は、具体的にどういう意味なのか。多くの人に思い浮かんだのは、2015年大晦日から2016年元旦にかけて、ケルンで起こったことでしょう。

 

 大晦日の夜はいつもそうですが、町の中心に多くの人が集まり、一緒に新年を祝います。真冬の真夜中ですから、集まる人の殆どは若い人達です。

 

    

        2015年大晦日ケルン大聖堂

 

 この日ケルンの大聖堂前や中央駅前の広場に集まった女性の多くが、主に北アフリカ、アラビア圏出身の男たちに、性的暴行、セクハラ、盗難、傷害などの被害を受ける事件が起きたのです。大騒ぎになりましたよ。これで

 

  移民/難民の(特にアフリカ、中東からの)若い男=犯罪者

 

という方式が出来上がってしまったのです。

 

 「町の姿の問題」に、グループでブラブラ歩く移民/難民の若い男達を思い浮かべた人が沢山いたでしょう。首相自身もそれを考えての発言だったと思われます。「人種差別だ」という、多くの非難が集まりました。

 

ドイツの外国人

 

 ドイツは外国人の多い国です。外国籍の人達、外国出身でドイツ国籍を持っている人達、合計2,500万人ぐらい、全人口の約30%を占めています。

 

 陸続きでヨーロッパの中心に位置しているから、移動が激しい。昔からです。

 何かあるとどっと難民が押し寄せます。例えば10年前のシリアの内戦で百万人、ロシアのウクライナ侵攻で百万人来ました。

 

 オーストラリア出身の歴史家、クリストファー・クラークが書いた「夢遊病者たち」を読みました。第一次大戦の始まりについての本で、とても面白かったですが、登場人物が多くて混乱する。それで、名前でどこの人かを区別しようとしたのですが、駐英ロシア大使はバリバリのドイツ名、駐英ドイツ大使はスラブ名、駐ロドイツ大使はフランス名、フランスの大蔵大臣はドイツ名、というあんばいで、区別ができない。

 

 帝政ロシアの人口の1%ぐらいに過ぎなかったドイツ人が、政府、軍隊の重職の50%を占めていたとか、パリの道路掃除人の殆どはドイツ人だったとか、もう昔から混ざっていたのです。

 

 今外国人問題が大きくなったのは、その数と、昔と違って移民/難民の殆どが、ヨーロッパではなく、中東、アフリカなど、人種、宗教、文化の違う国から来るからです。

 

 日本でも高市首相が、外国人政策の厳格化などと言っていましたが、日本に住んでいる外国人は約395万人、全人口の3%だそうで、ドイツから見ると、何言ってんだよ、と思います。

 

 

ケスラー姉妹の死

 

 これは日本でも報道されたと思います。双子の歌手、ダンサー、女優で、長年ドイツ、フランス、イタリアで活躍、アメリカにも進出して、有名歌手と共演。いつも一緒に生き、一緒に仕事をしてきた二人は、89歳で死ぬのも一緒にと、自殺幇助で一緒に亡くなりました。

 

    

           晩年のケスラー姉妹

  

 ドイツでは自由意志に依る自殺幇助が認められています。ただその可能性は厳しく決められています。ただ死にたいからなどというのは、勿論通りません。死病でもう助かる見込みはなく、痛みが耐えがたいなどの正当な理由と、本人の自由決定が絶対的です。でも自由意志を確認するのは難しいところがあり、前健康相は、自殺幇助を認めつつ、例えばうつ病にかかっている人は、本当に自由決定ができるのか、などの疑問を呈し、明確な法律化を求めています。

 

 難しいですね。老人が増え続ける社会では、捨て置けない問題です。

 

  私も自分の死は、自分で決めたいなあ。             

                      けい      

 

 

 

 

                                                

 

猛獣

        遥かなる日本  ドイツの街角から     

 

 

     

         家のブロックの間の木ももう殆ど裸

 

 

 冬です。木の種類が違うんですね。家の前の並木は一番早く葉が散り、春には一番早く緑になります。家のブロックの間の並木は遅い。一本頑張っていた木も、一夜で裸になりました。風が強かった訳ではないのに、力尽きたということでしょうか。木が緑になるまで五か月。立冬はまだですが、もう春が待ち遠しい。

 

 

       

          一本の木が頑張っていたのですが

 

 

日本の猛獣、クマ

 

 里帰り中、熊のニュースばかりでした。昔、私がまだ日本に住んでいた頃も熊はいましたよ。でも出るのは大体北海道。山岳地帯の子供達の登校、下校に自衛隊員が付き添うというニュースを覚えています。でも用心のためで、人身被害があったというのは思い出せません。

 

 それが今、東北地方、いや、日本中という感じですね。東京でも、あるき野市で目撃されたそうです。

 

 今や熊は町や住宅地を徘徊している。一体に野生の動物は人間を避けましたよ、昔は。関わりたくない。今熊は人間を恐れなくなっている。人間のところには食料があるということを学習してしまったんですね。それも簡単に手に入る。だから冬眠をしない熊がいるそうです。

 

 昔は山に山菜取りに行って熊に遭遇したとかいうことだったのに、今ときたら、家から出たら熊と正面衝突した、庭で花の世話をしていたら襲われた、あるおばあさんは家の中で侵入熊に襲われて死亡。信じられませんよ。東京にいた間に、死者は十人以上になりました。怖いなあ。

 

クマに注意!

 

 里帰り中行った福島県五色沼でも、あちこちに「熊に注意」の立て看板がありました。まあ、まだ出没はしていなかったんでしょうね。だってそうならハイキングは禁止されたでしょう。遠足と思われる生徒のグループも歩いていましたから。沼のすぐそばだったホテルから猪苗代駅に行くシャトルバスの運転手さんも、「この辺はまだ出ていない。」と言いましたが、言った途端、「あ、熊だ!」 バスの前を横切って脇の林に入ったそうです。

 

 

熊に出くわしたらどうする?

 

 昔は「死んだ真似をしろ。」と言われていました。ここに引用する、サザエさんからも分るでしょう。

 

      



 それがいつ頃からか、それは間違っていると言われ出しました。それより熊を威嚇しろというのです。鈴、太鼓、ラジオなどで音を出す、大声で話しながら、又は歌いながら歩く。私達もホテルで鈴を借りて、それを鳴らしながら歩きました。もっともあんな小さい鈴ではねえ。それに熊が狂暴になったら、全く役に立たないそう。そりゃそうでしょう。

 

 昔、熊はそれを聞いて、「お、人間だ。ずらかろう。」と思ったのでしょうが、今は「お、人間だ。チャンス!」人間を怖がらなくなってしまった。

 

 

熊対策は?

 

 東北地方の県が、自衛隊に出動を依頼したとニュースで聞きました。しかしどうするんだろう。今は、熊を追っ払うだけではダメでしょう。又出て来る。

 捕獲するのか、殺してしまうのか。

 

 難しいですね。人が襲われて、怪我人どころが死者まで出るのでは、何か決定的な処置をするしかないでしょう。でもこうなったのは、第一に、人間がどんどん森を切り開いたり、畑地や住宅地を広げたりして、熊の生存地域が小さくなってしまったからでしょう。熊だって遊びで人間の居住地に出て来て、楽しんでいる訳ではないでしょう。食料を探している。それが今までのようにはできなくなったからです。要するに人災ですよね。

 

 

ドイツの猛獣、オオカミ

 

 ドイツに熊はいません。絶滅されて18世紀からいないということですが、最近目撃情報があるようです。東ヨーロッパとの国境地帯ですね。

 

    

        オオカミ。犬に似ているとはいえ、何か怖いなあ

 

 ドイツの猛獣は狼です。狼も絶滅したのですが、東ヨーロッパから入ってくるようになりました。何せ陸続きですから。保護されて増えてきました。人身被害は出ていませんが、問題は羊を飼うことを生計にしている方たちです。被害が大きくなってきて、官庁に対策を要求していますが、狼は保護下にある動物です。

 

 ついこのあいだ、狼の死骸が見つかり、射殺された跡があったそうです。狼を殺すのは禁止されていますから、いたずらか、被害を受けた人が、官庁が何もしてくれないので自己防衛に出たのでしょう。

 

 狼は増えたと言ってもまだ少ないし、夜行性なので、キノコ採りやハイキングで山や森に入ったら出くわしたという話は聞いていません。でもこれが日本の熊のように、人間の居住地に現れるようになったら大問題です。まだ想像できませんが。

 

 

猛獣のイメージ

 

 熊のイメージは悪くありません。クマ出没、人が襲われるニュースを聞く、見ると、わ~、やだ、助けてと思いますが、実際に出くわしたことはありませんから他人事で、イメージは子供の頃からの、クマのプーさんとかテディイベアです。

 

 反対に狼は、もっと遠い存在。日本人には馴染みがありませんよね。それで狼のイメージは何といっても「赤ずきんちゃん」。

 狡猾、陰険、貪欲。 

 

 そして満月の夜に人間から変身する狼男。

 

      

 

 

 子供の時読んだり聞いたりしたことからくるイメージは、固定してしまいがちです。そのもの自体との接触がなければ、なおさらのことです。

 

 これは人間にもあてはまることで、ドイツでの調査によると、外国人排斥の感情は、外国人と接触がない人に多いそうです。                 

 

                           けい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

里帰り いろいろ

         遥かなる日本  ドイツの街角から

 

 

     ただいま。里帰りから帰りました。

 

           先回の写真

   

 

 

             今回の写真

    

 

 

 先回載せた写真と、今回の写真を比べてください。両方ともバルコニーから同方向に撮ったものです。三週間でこの変わりようです。ああ、冬到来。帰独してから毎日こんな感じです。 日本も天気が悪かったです。

 

 

 五色沼

 

 旅行で行った福島県五色沼も、一日目はジャージャー振りの雨の中を歩きました。翌日少し日が出たので、もう一度半分ぐらい歩きました。ここは大変美しいところです。天気がよければなあ。

 

 

   

           天気が悪いと、美しさが出ない 

 

 

    

 

 猪苗代、五色沼、有名な観光地だと思っていたのですが、アクセスの悪いこと! 十年ぐらい前行こうとした奥入瀬もアクセスが悪くて諦めました。東北地方だからでしょうか。車で行けってことらしいです。他の観光地はどうなんだろう。

 

 猪苗代の駅で降りて、まあ何もないのには驚きました。レストランとか書いてあるけど、みんな閉まっている。観光局があったけど、暇そうでした。

 

 

東京

 

 東京も天気が悪く、友人達に会ったり、買い物、食事に行くだけでした。

 勿論友達に会えたし、美味しい物をいっぱい食べたし、円が低くて、よい買い物もできました。気を付けたので、今回は全部持って帰れました。

 

 帰独した日は天気がよかった。飛行機が羽田を離陸して、眼下に東京の町と湾。向こうに富士山。視界はモヤモヤして余りよくなかったけれど、素晴らしかったです! ああ我東京。 来年又来ます!

 

 里帰りして日本にいる間、気にとまったことを書きます。

 

 

高市首相

 

 ついに女性総理誕生。これは評価したいけど、この方もかなり右寄り。まあ日本は根本的に右寄りの国ですが。ドイツも傾向としてはそうですね。

 

 女性首相に期待したいところですが、あのトランプ大統領に対する、へいこらご機嫌取りには、ちょっとゲッソリしました。勿論これは彼女一人のせいではなく、日本はアメリカに依存しているんだから、仕方がないですが。

 

 

で~す、ま~す

 

 これはもう随分前から気に障っています。でも前は若い人でしたね。何ちゅう話し方だと思いましたが、今は大人の公式な発話でもです。

 

   「次は新宿で~す。」 「電車とホームの間が空いていま~す。」

 

 あのう、こういう方たちは、職業教育の一環として、言い方の練習とかしないんですか。止めて欲しいんですけど。でももしかして、これがもうスタンダードになってしまったのかもしれませんね。言葉は時と共に変化しますから。年寄の繰り言でしょうか。

 

 

警備員

 

 地下駐車場の出入口に立って、車と歩行者の動きを調整する方たちです。

 

  「車が出ます。お待ちください。はい、どうぞ、お進みください。」

 

 ドイツにはこんな人いませんよ。いや、結構なことですよ、こういう人がいるのは。事故防止になるでしょう。ただ何で三人もいるんだろう。一人で交代しながらでいいんじゃないですか。ボランティアじゃないでしょ。誰かがお金を払っているんですよね。不思議だなあ。

 

 

商店の存続

 

 日本に来る度に、あれ、あの店、なくなってる。ずっとあったのに。よく売れてるみたいだったのに。どうしたんだろう。引っ越しただけ? 後継者がいないとか????

 

 人によっては、そんな事どうだっていいじゃないと思うかもしれないけど、私は子供のころから商店の存続を心配しているのです。

 この店、やっていけるんだろうか。客がいるの見たことないよ。

 

 これは日本に限ったことではなく、ドイツでもそうなのですが、不思議です。

 客が沢山入って、うまくいっていると見えるのに、突然消える店。古く、冴えなくて、客が全然入らないのに、いつまでもある店。

 

 随分前、いつも客が並んでいるのに消えてしまい、がっかりしたケーキ屋が、戻って来ていました。嬉しかったです。

 

 私が子供のころからあって、店の構え、見かけも昭和然としていて、客がいるのを見たことがない店。売っている物も下駄、草履、雨靴、傘など、見るからに売れそうにない物。まだありました。不思議です。まだあって嬉しいですが。無くならないように、何か買えばいいんだけど、何にも欲しくない。

 

 日本から持って来た物の整理、いない間に溜まった事の始末、里帰りで膝の問題が悪化してしまい、それによるノロさの増加 etc. それで思いついた事だけ書きました。

                             けい

日本ビックリ 結婚指輪

         遥かなる日本  ドイツの街角から

 

 

    

              中庭

 

 

 里帰りします! 隔週で発信していますが、日本滞在中はできないので、前倒しに、今します。

 

 

    

          アパートの前、バルコニーから
  

 

 秋。11月に帰独すると、もう葉は散ってしまっているかもしれません。日本で紅葉が見られるかな。東京はちょっとまだ早いという気がしますが。

 

 さて今回の日本ビックリ。

 

 

読者相談室

 

 Y新聞に読者相談室があります。面白くてよく読んでいます。相談といっても、必ずしも助言を求めているのではなく、他の人がどう思うか知りたい、あるいは聞いてくださいの愚痴話もあります。

 

 従来の身の上相談のように、知識人の回答者が答えるわけではなく、読者が助言や感想を書く。答えを書く人には、余り違和感はないのですが、相談する人(トピ主という)には、何、これ。ふざけてるんじゃないの?こんな変な人、いるの?と思うことがあります。

 

 

結婚指輪

 

 メモが見つからないのですが、去年、古くても二年前に読んだものです。

 

 トピ主は、既婚者が結婚指輪をしていない場合が気になると言うのです。時には「何か、下心があるんじゃないか。」と疑ってしまうのだそうです。

 

 私の瞬間感想は、「はあ? 何でそんなことが気になるの? そんなことまで気にしてたら、まともに生きていけないでしょう。あなた大丈夫? 心療科に行ってみたら?」でした。

 

 ところが、私のような反応はありませんでしたね。「私は気になりません。」とか「私も気になります。」だけ。

 

 それでいやいや、人それぞれ。人によって関心事は違う。この人は多分私が気にしていることは、気にならないんでしょう。だって、そんな何もかも気にしてられないでしょう。

 

 

アクセサリー

 

 私は身に着けるアクセサリーが苦手です。イヤリングなど、人がしているのは素敵だと思うこともありますが、自分の耳に何かぶら下がっているのは、想像しただけでぞぞっとしてしまうのです。

 

 指輪も大の苦手。手を洗う時困るし。あのう、ケーキの生地や、肉団子のひき肉とか、指輪をはめたままでこね回すんですか。

 

 私は無理無理。だから指輪はすぐはずし、無くしたり忘れたりになるのです。

 昔付き合っていた男性からもらった指輪、二つ無くしました。

 だから結婚指輪は持ってはいますが、はめていません。下心を持ったことはありません。

 

 

ドイツの結婚事情

 

 結婚指輪に関して、私の個人的事情だけでなく、ドイツの事情もあります。

 

 ドイツは、特に若い人には事実婚が多い。親族や周りにも沢山いて、こっちの方が多いんじゃないかとさえ思います。何年も一緒に暮らしていて、子供もいるカップルでも事実婚は多く、一家のパートナー同士が正式に結婚しているかなんて分かりませんよ。よって、どうでもよろしい。

 

 更に結婚指輪は、ドイツでは伝統的に右手の薬指にはめるのですが、最近は左手にはめる人も多く、よく分かりません。よって、どうでもよろしい。

 

 家庭を成しているカップルが結婚しているのか分からないことが多いんだから、結婚指輪をしているかどうかなど、問題になりません。

 

 日本だって、結婚したら結婚指輪をはめていなければいけない、なんていう法律、ないですよね。世の中の常識ということでしょうか。

 皆本当にはめているの? 里帰りしたら、友人達がはめているか見てきます。

 

 私の個人的事情、日本とは違うドイツの事情を考慮しても、何でそんなことが気になるんだろうという思いは無くなりません。

 

 

私の結婚指輪

 

 結婚した時には、お金がなくて買いませんでした。両親がお金をくれたので、買いました。

 せっかくだからと、里帰りする時はしましたが、それも始めのうちだけです。

 夫も指輪が苦手な人です。

 

 結婚後、どういう訳か指輪をしてイギリス旅行をしました。スコットランドの一番北ぐらいの小さな村で泊まったB&Bに、夫は指輪を忘れてしまいました。気がついて電話をかけ、取りに戻りました。

 

 村の人達が総出で、拍手で迎えてくれました。外国人の若い夫婦が、結婚指輪を忘れて行ったなんて、ホテルが一軒と家数軒/数十軒?の小さい村では、センセーショナルな出来事だったんでしょう。のどかというか、微笑ましいというか、暇だというか。

 

 このブログのために、もう何十年もはめていない私の結婚指輪の写真を撮ろうとしたら、見つかりません。どこにいっちゃったんだろう。捨てた訳はないから、どこかにあるはず。おかしいなあ。気になる。

 

 

里帰り

 

 明後日出ます。もう書きましたが、去年は円が低くて、ユーロに換算すると「わ~安い!」でどんどん買ってしまい、ドイツに持ち帰れず、まだ実家に置いてあります。

 今年は去年より更に低く、危ないなあ。気を付けなきゃ。

 持って帰らなくていいように、お腹に収めるのがいいのではと考えています。

 

 じゃあ、行ってきます。

                          けい

 

 

 

 

 

 

 

日本ビックリ

        遥かなる日本  ドイツの街角から

 

 

 秋です。

 

    

           窓から中庭を見る 

 

 

 ご覧のように、紅葉というより黄葉です。これも綺麗ですけど、あの目もさめるような赤がないのは、残念です。

 

    

           散歩で拾いました

 

 栗の木は近所に沢山あります。子供達が小さかった頃、よく一緒に拾い集めました。食べられませんが。

 

 

 さて、今まで殆どドイツについて書いてきたので、今度は日本について。 日本ビックリ!

 

 あ、日本初の女性総理大臣誕生というのが、危なくなってきたようですね。

 日本は首相がよく変わるし、皆自民党の人で、誰がなっても同じという感じがぬぐえません。どうなるんでしょうか。

 

 では本題に。

 

 

  

お断り

 

 私は社会学者ではありませんから、調査をして、理論的、客観的に書く訳ではありません。私がびっくりしたこと、とても個人的なことです。

 

 私は子供の時から「変わっている」、「人と違う」などと言われてきたし、それが長い海外生活で益々磨きがかかっていますから、私の見解に違和感を持つ方もいるでしょう。

「何ビックリしてるの? 当たり前のことじゃない。ビックリするあなたの方がビックリよ。」と言う方もいるかもしれません。

 

 私がビックリしたこと話すと、ドイツ人の殆どもビックリするから、私の感覚、見解はドイツ人に近いと言えるでしょう。

 

 日本の友人達に違和感はありません。全然ビックリしません。「類は友を呼ぶ」ということでしょう。ビックリするのは、雑誌、新聞、インターネットで読んだり、人から聞いたことです。その情報が、どれだけ日本の現状を表しているのかは分かりません。インターネットの記事など、「これ、本当?」と思うことがよくある。そういう事を書くと、炎上して面白いから書いているんじゃないかと思うことさえあります。

 

 事実なのか調べることはできないので、事実だと言う前提で書きます。

 

 

DV避難の困難さ

 

 これは八月、AERA digitalで読んだ記事です。

 

 ある女性がDV亭主から逃げて、離婚しようとしたけれど亭主が反対。離婚調停は不成立。この過程で、世の中結婚に関する情報は沢山あるのに、離婚に関するものは少ないことに気が付き、インターネットで「逃げる技術」と言う題のDV避難エッセイを連載し始めた。そうしたら大量の抗議がきたそうです。

 

 殆どは男性で、「女に逃げ方を教えるなんて」と。生活に必要な知識を伝えたいと思ったのに、激怒する人がいるのに驚いた。女が自分で考えて動くことに怒りを覚える人がいることを知った、とのことです。いや~な気がするなあ。しかも放火予告や、殺害予告なども来たそうです。ビックリですよ!

 

 暴言を吐かれようが、暴力を振るわれようが、女は我慢しろってことですよね。

 

 

どこの国の話?

 

 それで思い出しました。五年前夫が大病をして、長い入院から帰宅した時のことです。免疫が低い夫の為、家の大掃除。大変でした。うちはいろいろ、ゴチャゴチャあるんですよ。本棚の上に積み上げたままになっていた古い日本の雑誌。婦人雑誌には目を通して、他の雑誌も一緒に全部捨てました。それで読んだ読者の手記です。

 

 1990年代後半に書かれたもので、もうビックリしました。書いた人の中には、私より年下の人も、かなりいました。残念ながら、その内容は覚えていません。婦人雑誌だから、多分嫁いびりとか、そんなことだったろうと思います。

 

 私の日記には、「古い話とはいえ、一体どこの国の話? インド、パキスタンアフガニスタンの農村の話という感じ。日本は不思議な国だ。」と書いてあります。

 

 当時、これ、本当の話なのと疑問に思ったのですが、それから30年経っても先述の反応をする人が多いということは、現状だったんでしょうね。 

 

 日本は怖いなあ。

                        けい