こんにちは。フリーの人事労務プロダクトを担当しているQAエンジニアのakariです。
この記事は freee QA Advent Calendar 2025 23日目です。
はじめに
私は人事労務のQAエンジニアとしてプロダクトのQA業務を行いつつ、フリーのグループ会社でフィリピンのマカティにあるLiKHA-ITのQAエンジニアのマネジメントも行っています。
LiKHA-ITは2021年7月にグループジョインし、以来フリーのメンバーと一緒に日々開発に取り組んでいます。
本記事では、今年の1月に初めてこのLiKHA-ITに約1週間出張した際の得られた気づきやLiKHA-ITオフィスでの風景、フィリピンの食文化をお届けできたらと思います。
出張の概要
今回、私と私のジャーマネ(フリーではマネージャーのことをジャーマネと呼んでいます)、別プロダクトの事業開発メンバーの3名で出張しました。
私自身の出張の目的は以下のとおりです。
- 普段リモートでコミュニケーションしているLiKHA-ITのメンバーとの顔合わせ
- QAスキル向上のためのワークショップ
初日:現地到着と顔合わせ
昼過ぎに現地に到着し、オフィスへ。
今回が初めてのフィリピン出張ということもあり、今までリモートでしか会ったことがないメンバーとも初めての顔合わせとなりました。
オフィスは1フロアにエンジニアやバックオフィスのメンバー、会議室(卓球台がある会議室も!)が入っており、職種の垣根を超えてコミュニケーションがしやすい環境です。



2日目:システム全体の共有セッション
現地のQAエンジニア全員を対象に、メンバーたちが担当している人事労務システムの全体概要を改めて説明しました。 普段は機能ごとにチームを分けて開発を行っているため、担当領域の開発、テストに集中しがちです。しかし、ユーザーフローを意識したテストを考えるにあたってシステム全体を意識することは必要不可欠です。また、出張時には入社したばかりのメンバーもいたためオンボーディングを兼ねて共有セッションを行うことにしました。
ランチはオフィス徒歩圏内のフードトラックが集まるエリアで、指差しでおかずを選んでいくスタイルです。おかずは8割揚げ物です。

夜は現地メンバーにフィリピン料理のレストランへ連れて行ってもらい、現地料理を堪能しました。
日本でも有名なHalo-halo(ハロハロ)はフィリピンの有名なデザートです。他にもSinigang(シニガン)はタマリンドの酸味で日本人でも食べやすいスープで別日にフィリピン料理レストランに行った際も注文してしまいました。


3日目:テストチャーターワークショップ
現地のQAエンジニア全員とワークショップを開催しました。
実際にメンバーが書いたテストチャーターを題材に必要十分なパターンが網羅できているか、テストチャーターごとのミッションは明確か、自分だったらどう進めていくかといった観点でレビューを交えながらディスカッション形式で進めました。
対面ワークショップは、リモートと異なり表情を見ながらお互いの理解度の確認ができ、その場での活発な質疑応答や、ホワイトボードを使って他のメンバーの視点を気軽に共有できるといった対面だからこその「場の空気感」があり、活発な議論が生まれやすいと感じました。
夕食は現地の開発エンジニアやバックオフィスのメンバーと一緒に日本料理屋へ。 普段直接関わりがないメンバーとも会社のことやチームのことなどざっくばらんにコミュニケーションができたのでLiKHA-ITという会社を深く知る貴重な機会でした。

4日目:技術ハンズオンと対面1on1
午前中はLiKHA-ITのQAがメインファシリテーターとなり、ツールを使ったテストデータの準備やPublic APIのテスト方法についての共有会とハンズオンを実施しました。
午後は翌日のQAオフサイトに向けて自動テストの環境構築を一緒に行いました。
リモートの場合は、画面共有をしながら口頭で説明し、テキストコミュニケーションを行うことが多いのですが、対面の場合はお互いの画面を覗き込みながら即座にトラブルシューティングができるため、コミュニケーション速度が大幅に向上し、対面コミュニケーションの優位性を実感しました。
フィリピン滞在期間中、普段から行っているメンバーとの1on1を現地で実施しました。
普段は時間制約がある中での会話になるため、表情は見えてもメンバーの特性(働き方のリズム、コミュニケーションスタイル)や、プライベートな部分、価値観の理解は浅くなりがちです。
今回、1on1や近くの席で働くことによって他のエンジニアとどのようにコミュニケーションしているか、表情の細かなニュアンスが見え、雑談の機会もメンバーを知る上で非常に学びが多かったです。また、私自身が英語ネイティブではないので、ジェスチャーを交えたり相手の表情を見ながら話せる対面の方がコミュニケーションをスムーズに行えました。
この日はLiKHA-ITオフィスで開催しているAll-Handsイベントにも参加しました。 各チームのリリースをお祝いしたりする場で、日本とは異なる盛り上がりの熱量を肌で感じることができました。チームや職種の垣根を超えて全員で成果を称え合う文化が根付いていることが印象的でした。

最終日:QAオフサイトの参加とパーティー
この日は、フリー東京本社でQAオフサイトが開催されていました。
フリーのQAエンジニア組織では、全員で集まり、過去のシステム障害を振り返ったり、より良い品質保証のためにどうしたらいいかを考える等のワークショップを定期的に行っています。この日は終日、自動テストのワークショップが行われており、LiKHA-ITからもリモートで参加しました。
今回、私自身がフィリピンから遠隔で参加するのは初めてでしたが、現地にいるからこそ感じる言語の壁や普段直接関わりがない他のQAエンジニアのメンバーと直接会って意見交換ができないもどかしさなど課題を持ち帰ることができました。一方で、日本語話者のQAエンジニアとして現地にいるからこそフォローできる部分も多くあり、それだけでも今回出張した甲斐があると思いました。
東京本社の場合は各々チームごとに分かれてランチに行くことが多いですが、LiKHA-ITメンバーたちはみんなでJolibee(フィリピンの有名ファストフードチェーン、ジョリビー)をオフィスにデリバリー。独特の少し甘めのミートソーススパゲティは現地ならではの味です。


夜はJeepney(フィリピンの乗り合いバス、ジープニー)をみんなで貸切って夕食のレストランまで移動。普段Jeepneyは治安の関係で現地駐在メンバーも乗ることはなかなかないとのことなので、とても貴重な体験でした。車内は派手なライトと装飾でなかなか刺激的です。

メンバーとは日本の音楽やアニメがフィリピンでも流行っていることや、フリーの人事制度など、普段なかなか話す機会が少ない話題について会話することができました。

おわりに
今回の出張を通じて、リモートでのマネジメントの難しさを改めて実感することができました。 一方で、一度対面で関係を構築すれば、お互いの心理的安全性が高まり、その後のリモートコミュニケーションの質が大きく向上することも分かりました。
出張後に入社したメンバーとはまだ対面で会うことが叶っていないので、来年以降それを実現したいと考えています。(今年の10月よりLikha-ITから東京本社に数名駐在しています。彼らの滞在記は来年のアドベントカレンダーで乞うご期待!)
明日は、私のジャーマネであるQAエンジニアのuemuさん が「温故知新。 未来を創る、QAエンジニアの軌跡。」について記事を書いてくれます。お楽しみに〜!
よい品質を〜
