美術館・博物館・名建築 検索の備忘録

美術館・博物館・名建築のススメ

その209:静岡県立美術館 【若冲 樹花鳥獣図屏風】

*基本データ

場所:静岡市

行った日:2025/3

出光美術館に続いて若冲の二つ目の「升目描き」

伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》六曲一双 江戸時代後期

こちらは写真撮影可(これですよ、コレ)しかもゆっくり観ることができます、高速で2時間走った甲斐があります

若冲の「升目描き」は今回の作品と、出光美術館にある《鳥獣花木図屏風》の2点は、美術館に収蔵されているので展示公開されれば観ることができます。《白象群獣図》は個人所蔵のため、めったに観ることができませんので、公開される時は必見です

もう一つ、静岡県立美術館といえばロダン

オーギュスト・ロダンカレーの市民》第一試作1884年

カレーの市民がそれぞれ等身大で展開されています

これが最終的には国立西洋美術館にあるカレーの市民になっていくのでしょうか、とても興味深い展示です

中庭にこんな看板が!美術館で裸足?汚れていい服?何故?

答えは「ねんど解放日」というワークショップが開催されていました。ちょっとのぞいてみたら広い会場にビニールシートが敷かれていて、そこで粘土をやり放題、しかも掃除もいらない、という子どもにも大人にも夢のような空間でした。大人気でしたがスタッフの方の後片付けは大変そうです(地元の県立美術館でワークショップのサポートなどもやっているので、後片付けの方が気になってしまいます)

その208:田山花袋記念文学館

*基本データ

場所:群馬県館林市

行った日:2025/3

群馬県館林市出身の田山花袋の記念文学館

田山花袋《蒲団》などで知られる自然主義文学を確立した文豪で、人間を赤裸々に描いた作品は後の私小説の源になりました

「追補 蒲団の世界-若き恋人たち-展」

《蒲団》の女弟子のモデルなった岡田美知代からの手紙や、花袋の協力により恋人だった永代静雄と結婚した美知代のその後の話などが実物の資料とともに紹介されていて、実に興味深い

中庭があります

等身大パネルに自己紹介が書かれています

「百聞は一見にしかず 」で、子どもにもとてもわかりやすい、全国の文学館はこれを採用すべきです

田山花袋旧居

 

その207:山姥切国広展-名匠の軌跡、名刀の誕生-国広、本作長義と出逢う

*基本データ

場所:足利市立美術館

行った日:2025/3

www.city.ashikaga.tochigi.jp

ビルの中にある足利市立美術館

「山姥切国広」「本作長義」が一緒に展示されている貴重な展覧会

ほかにも「国広」がたくさん展示されています。予約制のためゆっくり観れますが、撮影は不可です

その206:鹿島海軍航空隊跡

*基本データ

場所:茨城県 稲敷郡 美浦村(大山湖畔公園)

行った日:2025/2

霞ケ浦湖畔の美浦村にある、ほぼ当時の姿のまま廃墟化し、現存している戦争史跡群。今まで立ち入り禁止で、一部だけ映画やドラマのロケ地として使用されていましたが、令和5年7月より一般公開になりました。(自分は大学生の頃、茨城県水戸市に住んでいたのですが、ここはある意味で昔から有名な場所でした。大学の近くに「カメラを止めるな」のロケ地もありますが、そこもある意味で有名な場所でした)

右側の茶色い建物(当時自動車車庫だった建物)の前が駐車場になっていますが、この道の先にも公園の広い駐車場があります。

中に受付と売店があります。

中はこんな感じで当時のままです。奥の受付で入園料を払います。軽油庫跡・慰霊碑および本庁舎のガイドツアーがあり、通常は入れない場所へも入れますのでおすすめです。

結構広いです。

軽油庫跡

慰霊碑

本庁舎は病院として使われていた時期もあるそうで、スロープはその名残だそうです。

まだ整備されていない場所も多く、少し危ないです。エアコンなどはないと思いますので夏は暑そうです。

うっ!宣言文のとなりに、ウワサの “誰でも鹿島海軍航空隊本庁舎になれる顔はめパネル” が・・・。ガイドツアー終了後にじっと見つめていたら、ガイドの方が「写真撮りましょうか」と言ってくださったのですが “臆病な自尊心と尊大な羞恥心” ゆえにお願いできませんでした。

ここを見学できるのは本当に感慨深いです。

湖畔のほうへ行ってみます。射出機(カタパルト)跡

荷揚港跡

当時、ここでは水上機操縦教育を主に行っていたそうです。

descri.hatenablog.com

 

その205:武者小路実篤記念 新しき村美術館

*基本データ

場所:埼玉県毛呂山町

行った日:2025/2

新しき村URL⇒美術館| 新しき村

ここは多少マニアックな美術館ですが、日本美術史上、避けて通ることはできない場所です。(避けて通る必要は全くありません)

武者小路実篤が作った「新しき村」の中にあります。なんとなく雰囲気のある導入部分です。

碑があります。

旗もあります。

美術館があります。なぜこの美術館が避けて通れないかというと、武者小路実篤志賀直哉柳宗悦有島武郎らが、明治43年に創刊した雑誌「白樺」が後期印象派などを紹介し、ロダンから彫刻を寄贈されたりしたからです。(日本に入った最初のロダンです)さらに白樺美術館設立のため、ゴッホの向日葵、セザンヌの自画像などを購入し、展覧会を開催したりもしました。残念ながらゴッホの向日葵は戦争で焼失してしまいましたが、展覧会の図録が残っていたため複製品が製作されています。大塚国際美術館にも展示されています)

この美術館には、武者小路実篤作品とそれに関係した作品のみ展示されていますが、そのような背景を想いながら見学すると感慨深いものがあります。(解説をしてくださった方のご厚意で事務所部分にあるゴッホの向日葵の複製画を見せていただきました)

残念ながら白樺美術館は実現しませんでしたが、当時購入された作品は大原美術館やアーティゾン美術館で観ることができます。

武者小路実篤白樺派の活動は、大正期、日本における西洋美術の定着と、多くの人たちの美術に対する理解を深めた点においても、大きな役割を果たしました。

その204:旧嵯峨御所 大覚寺―百花繚乱 御所ゆかりの絵画―

*基本データ

場所:東京国立博物館

行った日:2025/2

本館前の池は無くなるそうです

表慶館にキティちゃんがいます

「後冠の間」再現

豪華な展示の数々、東博ならではという感じです

その203:名刀ズラリ 【松井江・火車切・蜻蛉切】

*基本データ

場所:佐野美術館

行った日:2025/2

展覧会URL⇒ 佐野美術館 | 名刀ズラリ

「松井江」「火車切」「蜻蛉切」が展示公開されている贅沢な展覧会。人は多めですがゆっくり観ることができます。写真撮影不可なのが残念。

刀剣で有名な美術館

澤田政廣《ウズメの命》1946年

御食事処「松韻」 美術館庭園を見ながら食事ができます。