今回は、有川真由美さんの著書「50 歳から花開く人、50 歳で止まる人」に基づいて、50 代以降の後悔しない生き方について考えてみました。

50 代から人生を花開かせるために
50 代は、人生において最も幸福感が下がる時期です。
だからこそ、もう一花咲かせたと思う人が多いのではないでしょうか。
50 歳を迎えると、これまでのキャリアを振り返って、これからの人生に不安を抱くこともあります。なかには「もう遅い」と諦めかけている人もいることでしょう。
しかし、実際には 50 代こそが人生を大きく花開かせる絶好のチャンスです。
それは、社会での 30 年間におよぶ経験と知識を積んだところで、キャリアの転換期を迎える時期であって、時間や金銭についても自分でコントロールできるからです。
この時期から重要なのは、「自分が本当にやりたいこと」を見つけ、時間を有効に使って取り組み、人に喜んでもらえる(社会に貢献できる)ような環境を作り上げていくことです。
私たちは「人に喜んでもらえる」ことで、それが自分のやりがいとなり、継続して取り組むことができます。
「継続して取り組むこと」で「自分の得意なこと(強み)」となり、さらなる挑戦の礎となります。
このプロセスが繰り返されることで、人生は豊かに、そして充実していくことになるのです。
つまり、50 歳から花咲く人生にするためには、以下の3つのことが同期(リンク)した状態を目指すことになります。
1.自分のやりたいことをやっていること
2.得意なことを生かしていること
3.社会から求められ貢献していること
「自分が本当にやりたいこと」の探求
50 代になった時、多くの人が抱える問題は、「自分が本当にやりたいこと」が分からない、見つからないということです。
私たちは、30 年近く社会で働いてきた経験の中で、他人のために尽力してきた結果、自分の「本当にやりたいこと」を見つけるのが難しくなっていいます。
そこで、最初のステップは「自分が本当にやりたいこと」を探すことです。
その探し方としては、まず、嫌なことと苦手なことは手放すことです。そして、義務感を捨て去りましょう。
次に、自分が得意とすることや、他人からよく褒められる部分を意識します。
「自分が得意とすること」や「他人から褒められること」は、「自分の好きなこと」「自分がやりたいこと」につながっている可能性が高いからです。
「自分が得意とすること」は自分の強みであり、それを活かして人に喜びを与えることができるのであれば、これが「やりたかったこと」と気づいたり、実際に「やりたいこと」になることもあります。
ここで「自分のやりたいこと」とは、言い換えると「夢」でもあります。
私も 50 代で改めて考えてみると、この夢を明確にすることは、難しく感じてしまいます。
これまでの人生や、今後の生き方など様々なことに思いを巡らせて、自分本来の感情を解放することができればいいのですが、それも何らかのトレーニングが必要のように思われます。
ただ、50 代になって「自分のやりたいこと」「夢」がない、あいまいである人は、時間をかけてしっかりと考えてみてください。
「このままで良いのか?」「これで終わって後悔はないか?」と自問自答してください。
「自分が本当にやりたいこと」「夢」を見つけ、挑戦した結果、社会に貢献できたり、他人から感謝されるようになってくると、自己肯定感も高まり、新たな興味や発見が生まれ、次の挑戦へのエネルギーが湧いてきます。
こうしたポジティブなフィードバックは、まさに「夢」と「挑戦」のループを生み出し、人生の原動力となります。

50 代で止まらないために
一方、50 代で人生が止まってしまう人には共通する特徴があります。
例えば、私たちは「年だから」との思い込みから、新しい挑戦を避ける傾向があります。
また、「老後のために働きたくない」「やりたいことはお金にならない」といったネガティブな感覚に囚われている人もいるでしょう。
重要なのは、年齢を言い訳にして挑戦を諦めないことです。
年齢に関係なく、新しいことに挑戦し続けることで、人生後半においても次第に花を咲かせることはできます。
50 代からこそ「夢」を持つべきです。夢とは、自分が興味を持っているもの、好奇心が惹かれるものです。
多くの人は、夢を将来達成することを目標にして、その準備に意識が向きがちですが、
夢の実現に向けて取り組む、現在の充実こそが重要となります。
ですので、夢が見つかれば、まず実践することが大切です。その実践の中で、夢を実現するために必要なことを学習する、整えるなどしていけば良いのです。
準備に時間や労力をかけ過ぎていては、本末転倒のような気がします。
まず一歩を踏み出しましょう。
ただし、ここで大切なことは、夢を追う際に退路は断たず、逃げ道を確保しておくことです。例えば、夢を実現するために、今の仕事を辞めてしまうのではなく、夢を評価、検討するのであれば、働きながら実施すれば良いのです。
夢の実現には何らかの障害が立ちはだかり、見通しが不透明となることもあるでしょう。これらの障害を乗り越えるために、1年単位で挑戦とすることで、自分も成長することができます。
その夢の達成が難しく、実際的に自分にとって適当でないと判断されれば、方針を変更することも必要です。
50 歳からの人生を花開かせるためには、もう一つ、老害予備軍にならないことも気を付けたいところです。
知識やスキル、経験を持ち合わせている年代ゆえに、対人関係において優位なポジションを取ろうとする人が周りいるのではないでしょうか。
50 代以降では、「人に意見をされた時の対応」は留意すべきところです。
成長できる人は、50 代以降も人の意見が聞ける人たちです。自分の考えがすべてでないと、下から意見も吸い上げることができます。
50 代だからこそ、他人の意見に耳を傾け、各世代と協力することも、さらなる成長を促す大きなポイントです。
自分の意見だけに固執せず、柔軟に他人の視点を受け入れることも必要なことです。
そして、若者とも適当な距離感をもって連携することも重要です。若い世代を認め、その強みを引き出すことで、自分の人生もより豊かになり、同時に次の挑戦のためのエネルギーも得られるはずです。
まとめ
50 代からの人生を花開かせるためには、「自分が本当にやりたいこと」「夢」を見つけ、それに得意なことを活かして取り組み、人に喜んでもらえる(社会に貢献できる)状況を作り上げることが重要です。
このプロセスにおいて、自己実現と社会貢献が循環し、次の新しい夢へと繋がっていきます。
年齢を言い訳にせず、柔軟に挑戦を続けることで、50 代からの人生をより豊かにしていけるのです。
もし途中で「夢」が思い通りに進まないことがあっても、柔軟に方向転換することも大切です。退路を断つのではなく、現実的に進むべき方向を見極めて、少しずつ軌道修正を行いながら新しい夢を実現していきましょう。
新たな挑戦に対する勇気と柔軟さを持ち、夢を追い続けることで、充実した人生を送ることができます。
人生の後半戦を、可能性に満ちた時間としてもう一花開かせましょう。


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