天体写真は基本的に望遠鏡+天体用CMOSカメラで撮影しているが、広角で撮影したいときにカメラ用レンズを使いたいと思うことがよくある。一応、アダプターを用いてカメラ用レンズを天体用CMOSカメラに接続することはできるが、絞りやフォーカスが電動化されているレンズは使えなかったり、バックフォーカスが合わなかったりで手持ちのカメラレンズを活用できなかった。
そこで、天体用CMOSカメラではなく、そのままミラーレスカメラを利用できないかと調べてみたところ、やっぱり同じように考える人はいるもので、ミラーレスカメラ用ASCOMドライバがありました!これで、オートガイドと連携して撮影ができるはず。
ドライバーはメーカー公式のものではないため信頼性に不安があるが選択肢が無いため試してみることに...
[インストール]
まず、PCとSONYカメラが純正ドライバーでつながる状態にする必要がある。
SONY純正のImaging Edge DesktopをPCにインストールする。
Imaging Edge Desktop | Creators' Cloud



続いてASCOMドライバーをインストールする。ドライバーはこちらから辿って入手。

ただ、ここから辿るとバージョン1.0.0.43にたどり着くが、下記のものが最新版らしいのでこちらを入手。

[設定]
サポートカメラのページを確認する。

今回使用するα7CiiはMTPモードを設定する必要があるので、サポートカメラのページにある以下の説明通りに実行してドライバーを更新する。

カメラをUSBでPCに接続し、PCリモートモードで接続する。
続いて、NINAのカメラ選択画面でSonyカメラを選択し、ドライバー設定画面を開く。



これで無事つながるが、注意点として
・カメラはマニュアルモードにしておく
・BULBモードにしておく
・絞り設定はカメラ側で行う
といったところ。
ということで早速撮影してみた。使用したカメラはα7Cii+SIGMA20-70mmf/2.8DGDN

NINAにつながった後は、天体用CMOSカメラと同様に使用でき、オートガイダーと連携したディザリングや、プレートソルブによる自動導入も問題なく使えた。

オリオン座を70mmで撮影した結果がこちら。

以前、別のカメラレンズ+天体用CMOSカメラで撮影した結果と並べると...

天体カメラではないので赤色が少しコントラストが低いがバーナードループもしっかり写って良い結果でした。
おしまい
