◇トラップ(Trap)
なんてまあ、ひねりの利いてない…。
M・ナイト・シャマランの演出は、最後にどんでん返しをもってくるのが一般的なんだけど、これ、そのインパクトがほとんどなかった。いや、まあ、佳境、ジョシュ・ハートネットが逮捕搬送されてゆく車内で、引きちぎってきた自転車のスポークを取り出すところなんかがそうなんだろうけど、これまでのシャマランのようには冴えていない。
なんて言うんだろう、娘のサレカ・ナイト・シャマランをいかにかっこよく見せるか、サレカのヒロインデビューにふさわしい役柄と筋立てはどうするのがいちばん良いんだろう?てなことを優先させたとしかおもえないような中身だったかな。
いや、殺人と監禁をしでかして、その被害者をアジトの地下に放置しながらも、娘を連れてサレカのコンサートに行くっていうジョシュ・ハートネットの異常な心理はわからないでもないとして、コンサートそのものが罠になってるのもいいとして、そこからなんらかの手段で脱出できるのは当たり前で、そのあと、どうやったら観客が納得できるようなラストに持って行けるのかって話だよね?
ちょっと、物足りないんじゃないのか?