洋画2016年
◇バーニング・オーシャン(Deepwater Horizon) 原題の『Deepwater Horizon』は、映画に登場する。メキシコ湾の沖に浮かぶ石油掘削施設の名称で、それがそのまま題名になってるんだけど、もちろん、その方が説得力はあるし、事故をおこした施設なんだから、…
◇盗聴者(La mecanique de l'ombre) おもしろかったけどなあ、あんまり評判は芳しくないんだね。 仕事からあぶれた超几帳面男フランソワ・クリュゼが、盗聴されたカセットテープの会話の中身をタイプライターに起こすというだけの極秘任務を遂行するうちに…
◇グローリー 消えた腕時計(Glory/Slava) 借りたものは返しましょう、拾ったものは届けましょうっていうだけの映画だ。 いや、誠意というのはどういうものかっていう主題もあるかな。 人は、誠意があるなしでかなり決まる。この鉄道作業員ステファン・デノ…
△エクスポーズ 暗闇の迷宮(Exposed) いかにもありがちで、中身のまるでわからない格好つけただけの邦題で、どうにもやるせない。クレジットで『Daughter of God』と出たような気がしたけど、錯覚だったのかな?だとしたら、なんとなく好いね。で、アナ・デ…
◇13時間 ベンガジの秘密の兵士(13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi) 劇中で「アラモごっこ」っていう皮肉めいた台詞が吐かれるけど、まあたしかにそのとおりで、ぼくも観ててそうおもった。 ていうか、これがアラモでも百姓の村でもおんなじで、つ…
◇スプリット(Split) なるほど『アンブレイカブル』のパート2だっていうんだけど、まあ、当初は3部作とかにするつもりはなかったんじゃないかって気がするなあ。正直なところ、M・ナイト・シャマランがどうして15年も経ってから続編をつくろうとおもったの…
滝の殺人事件(Landkrimi Drachenjung frau) オーストリア映画か。ピンツガウ地方のミスコンテストの準ミスの15歳が滝壺で遺体で発見されるという出だしは悪くない。左手に三角の石を握りしめてるってもいいが、準ミスとはおもえないような身体を普通のワン…
◎ヒトラーに屈しなかった国王(原題:Kongens nei、英題:The King’s Choice) 1940年4月11日、デンマークの戦い始まる。これにつづいてオスロにも危機が迫る。そうした中、ノルウェー国王ホーコン7世が上陸占領をしかけてきたナチスにどうやって立ち向かっ…
◇ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男(Free State of Jones) 南北戦争の時代、ミシシッピ州ジョーンズ郡に「ジョーンズ自由州」をつくった男の物語なんだけど、ふ~ん、こんなことがあったのねっていう感想がまず来る。それほど、日本人のぼくにとっ…
◎マネーモンスター(Money Monster) どこの世界も裏に悪い奴がいて、そいつのせいで自分は善良だと信じている庶民をどん底に叩き落として、その分儲けるってのはまあよくある話だ。それが、この映画では株の世界ってことになってる。 財テクバラエティって…
☆LION ライオン 25年目のただいま 石運びをして息子ふたりを育ててる母親とはぐれてしまった弟が、年間8万人も行方不明になるインド人の少年のひとりになって浮浪児になるんだけど、オーストリア人の里親ニコール・キッドマンとデビッド・ウェナムに拾われ、…
◇修道士は沈黙する(Le confessioni) なんだかわざわざ難しくしてるような気がする。 つかなるほど、G8(Group of Eight)か。もうロシアが入ることはないんだろうなあっていう話はともかく、このG8が行われたドイツのハイリゲンダムがそのまま舞台になって…
◇新感染 ファイナル・エクスプレス(부산행 釜山行) 新感染って、まさか新幹線と掛けてる?だとしたら、邦題、ダサ過ぎないか? 冒頭、父コン・ユと娘キム・スアンの説明が長いんじゃないかって感じるけど、KTXが発車してからは調子よく展開していくし、チ…
◇ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(Anthropoid) 1970年代の映画か?とおもっちゃうような邦題なんだけど、内容とはまるでそぐわない。 ただまあ、前半ていうか、エンスラポイド作戦ことSSのラインハルト・ハイドリヒの銃撃暗殺未遂事件にいたるま…
◇ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(Fantastic Beasts and Where to Find Them) いやあ、魔法使いのシリーズはハリーポッターだけでいい感じがする。 まあそれをさておいても、なんでこの作品に入り込めないのかっておもえば、エディ・レッドメ…
◇インフェルノ(Inferno) なんだか、大量殺人化学兵器の名前がインフェルノとかいう使い方はちょっと安易なこじつけなんじゃないのっておもったりする。フェリシティ・ジョーンズの医師だの、アナ・ウラルの殺し屋だのと並んでいるだけで、どうもむりやりな…
△リベンジ・リスト(I Am Wrath) 観終わって、観たかどうかすらわからなくなるほど、ありきたりな物語なんだけど、ちょっとだけほかの物語とちがうところは、偶然かつ衝動的にチンピラに殺されたかとおもっていた妻レベッカ・デモーネイが、実は水質汚染の…
◇ノクターナル・アニマルズ(Nocturnal Animals) なるほど、過去から送られてきた心の叫びっていうか復讐心の塊をどうやって受け留めるのかって話なのね。元夫の未発表原稿、アートデザイナーの現在の自分、元夫との別れる原因になった過去の事件とが絡まり…
◇マリアンヌ(Allied) いやなんていうか、どんでん返しがあるんじゃないかっておもってたんだけど、なんの意外性もなくマリアンヌことマリオン・コティヤールはナチスのスパイになってて、それも子供が生まれたことで足を洗おうとしたところへ子供がマリオ…
◇笑う故郷(El ciudadano ilustre) やる気のない邦題としかおもえないけど、東京国際映画祭では「名誉市民」だったらしく、まあどっちもどっちだけどさ、ともかく、この世には嗤うべき故郷があるのはたしかで、たいがいみずから去った故郷はたとえ錦を飾っ…
△マダムのおかしな晩餐会(Madame) 結局、こうした下品なのか皮肉なのか微妙なところの喜劇には、気分を乗せていこうという気持ちがないと鼻で嗤ってしまうことになる。ことにロッシ・デ・パルマの印象的な顔と演技に気が乗らないとむつかしい。ハーベイ・…
◇パシフィック・ウォー(USS Indianapolis : Men of Courage) え?竹野内豊、橋本以行をやってたの?っていうくらい、覚えてない。 憶えてるのは、なんてちゃっちいCGなんだってことくらいかな。
◎ナチスの愛したフェルメール(Een echte Vermeer) なるほど、ハン・ファン・メーヘレンがいかにしてフェルメールの絵に酷似した作品を描いたのかって話ね。 300年前の顔料だとおもいこませるための絵の具というか樹脂を調合してゆくときに、Symphony No. 7…
◎THE PROMISE 君への誓い(The Promise) とってもわかりやすい。第1世界大戦のとき、オスマン帝国は150万人のアルメニア人を虐殺したってことを訴えてるわけだけれども、いや、デビッド・パットナムらしい内容で、どうしてもトルコという国は欧米から嫌われ…
◇ドクター・ストレンジ(Doctor Strange) ベネディクト・カンバーバッチ、レイチェル・マクアダムス、ティルダ・スウィントンと、ぼくの心の中を見抜いてんじゃないかっていうくらいご贔屓の役者が揃ってる。こうなると、なかなかマーベル物には腰が引けち…
◎SHERLOCK シャーロック 忌まわしき花嫁(Sherlock : The Abominable Bride) このシリーズのどこが気に入っていたかといえば、やっぱり現代にビクトリア朝の設定そのままのシャーロック・ホームズが登場したことで、それが妙な時代錯誤のおもしろさを生んで…
◎隠された時間(Vanishing Time: A Boy Who Returned) 謎の卵のちからによるものか、とにかく止まった時間の外に置かれることになっちゃうイ・ヒョジェの成長した男カン・ドンウォンが背泳の入江陵介にしか見えないとかいったら怒られるんだろうか? ま、そ…
☆人生はシネマティック!(Their Finest) こんな映画が作りたい。 ダンケルクのプロパガンダ映画を作ろうとしたイギリス人たちの物語なんだけど、そこでスクリプターに採用された素人の若妻ジェマ・アータートンの物語にしたところが、この作品を活性化させ…
☆ウイスキーと2人の花嫁(Whisky Galore!) 1949年のリメイクだっていうんだから、驚きだ。 よくも戦後たった4年で、こんなにおもしろいものを作れたものだっておもう。 とはいえ、のんびりした映画で、だんだんちょっとずつおもしろくなるんだけど、さらな…
◇シンクロナイズドモンスター(Colossal) たしかにシンクロしてるけど、なんで韓国なんだ? 東宝と手打ちをしておもいっきりあほな世界を展開した方が良かったんじゃないかって気がするけどな。まさか、ナチョ・ビガロンドが特撮事情をまるでわからないまま…