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マイペースで行きましょう


by davet
先般、市販のwideband ampを試してみました。(リンク)

これはこれでよかったのですが、その後、なんとなく自分でも作れるかもと思い始めました。 ブログに書いていませんが、実は同時期に買った別の市販のものはダメダメで。 これを直そうかなと思っていたのですが、自作の方に興味が傾いてしまいました。

さてネットを調べていたところ、JA2GQP局が私の希望にピッタリの回路を試されているのを見つけましたので、今回はそれをそっくり真似させていただきました。この場を借りてOMにお礼申し上げます。 これはMMICとMOSFETの2段アンプで、50MHz帯までであれば数Wの出力が期待できるというものです。 

高出力ワイドバンドアンプ その2_f0223566_10211015.jpg

基板もCADで起こして、いつものJLCPCBに発注。1週間ちょっとで到着。 日本に到着してから時間がかかっていました。

高出力ワイドバンドアンプ その2_f0223566_10230013.jpg

特性はこんな感じです。信じがたいことに50dB近いゲインがあります。(測定時に20dBのアッテネータを入れていますので、測定値は表示値+20dBです。)

高出力ワイドバンドアンプ その2_f0223566_10463354.jpg

ちなみに初段のMMIC GAL-5だけでは20dBほど。利得はカタログ値より結構多めでした。

高出力ワイドバンドアンプ その2_f0223566_10294022.jpg


さらに2段目のRQA0009だけでこれもびっくり27dBほど。 (これも測定時に20dBのアッテネータを入れていますので、測定値は表示値+20dBです。)

高出力ワイドバンドアンプ その2_f0223566_10291494.jpg

アンプ2段の構成で電源電圧を13Vとし、50MHz -10dBm入力で+34dBm(約2.5W)の出力が得られました。JA2GQP局の製作例では4Wの出力が得られたとのことで、それには至らなかったのですが、自分の実験目的には十分な出力です。

ちなみにFETのアイドリング電流は150mAほどに設定しています。 +34dBm出力時には回路全体で0.5Aほどの電流が流れています。 

こんなあんばいですので、発熱には注意が要ります。基板上に小型ヒートシンクを後付けし、さらにリサイクルショップで買った、アルミ製のテレビ用ブースターアンプのケースに基板を密着させて放熱させています。 これでもケース全体がホカホカになってしまいます。


高出力ワイドバンドアンプ その2_f0223566_10410901.jpg

なお2段目のRQA0009だけも試してみましたが、13dBm入力で35dBm(約3W)の出力が得られました。 実際の実験では、RQA00091段のアンプの方が使い勝手がいいかもしれません。 RQA0009はAliexpressでかなり前に購入しましたが、安価で助かります。

# by davet | 2025-11-15 11:01 | 電子工作・アマチュア無線 | Comments(0)
少し前にアクティブプローブを自作して重宝しています。 これです。(リンク
受信機関係はこれでいいのですが、送信機を調べようとするとより高い信号レベルへの対応が必要です。 そこで少し改造してみました。

アクティブプローブ改造他_f0223566_21022516.jpg

入力に10KΩと680Ωの分割回路を追加し信号を約15分の1(-23.5dB)に落としています。 そのためにゲートのバイアス回路にパスコンを追加して680Ωが高周波的にはアースに落ちるようにしました。 今思うと最初からこうしておけばよかった。
50Ω負荷に対する10Wは22.4Vrmsですので、これでもまだFETへの減衰量は足らないと思います。ただ、これ以上減衰量を増やすと今度は低いレベルが見れませんので、今回はこの程度にしておきました。 2,3W出力程度ならこれで行けると思います。 なおソースフォロワとしては約6dBのロスになっていますので、全体で約30dBの減衰量となります。

周波数特性はこんな感じで、特に補正をかけなくとも200MHzぐらいまでは十分な特性になっていました。 

アクティブプローブ改造他_f0223566_21123557.jpg

ついでにRF samplerも作ってみました。 こちらはめちゃくちゃ簡単で、これは調整時にささっと信号のピークを見つけるために使うのが主です。 もう50年近く前になりますが、これとグリッドディップメータを頼りに2mや70cmのトランスバータを自作していました。 スペアナなしでよくやったものだと思います。


アクティブプローブ改造他_f0223566_21171374.jpg

入出力特性はこんな感じです。Terminatedは信号源の出力を50Ω終端して測定したもので、Openは無負荷なので倍の電圧になります。
13dBmは20mWですので、50Ωに対して電圧は1Vrmsです。 ピークデテクタとして機能しますので、1.4Vdcが正解。まあまああっています。 これで十分です。

アクティブプローブ改造他_f0223566_21174550.jpg



# by davet | 2025-11-08 21:27 | 電子工作・アマチュア無線 | Comments(0)
先にMac OSXでの方法をまとめましたが、Windowsでの設定方法も記載しておきます。

wfviewで複数のリグを使う Windows編_f0223566_20134838.jpg

基本的な手順は同じです。

  1. リグの接続方法、設定などを記録したconfファイルを作成する。
  2. wfviewを起動する際に、--settings オプションでそのconfファイルを引用する。これをアイコン化する。

1番目ですが、まずコマンドプロンプトの画面を開いてください。 
次にwfviewがインストールされているフォルダに移動します。
cd C:\Program Files\wfview\
そこでsettingsオプションをつけてwfviewを起動します。 例ではIC-9700.confになっていますが、これは任意の名前です。
wfview --settings IC-9700.conf

実際の画面ではこんな感じになります。ちなみにc:\Users\hidesは私のホームディレクトリで、コマンドプロンプトを起動した際はこのディレクトリが起点になりますが、ここは人により異なります。 入力するのはあくまでも上の2行です。

wfviewで複数のリグを使う Windows編_f0223566_20182995.jpg

ここで素の状態のwfviewが立ち上がりますので、一連の設定をした後、保存して終了します。再度wfview --settings IC-9700.confと打ち込むと、所望の状態でwfviewが起動されるはずです。

2番目ですが、まずwfviewのアプリケーションのショートカットを作成します。次にそのショートカットのアイコンを右クリックしてプロパティを開きます。
こんな感じになっているはずです。

wfviewで複数のリグを使う Windows編_f0223566_20320457.jpg

ここでリンク先を以下のように変更します。
"C:\Program Files\wfview\wfview.exe" --settings IC-9700.conf

wfviewで複数のリグを使う Windows編_f0223566_20341332.jpg

これで保存して終了です。 このショートカットのアイコンをダブルクリックすると所望のwfviewが起動します。
アイコン化するのはWindowsの方が簡単ですね。






# by davet | 2025-10-15 20:38 | 電子工作・アマチュア無線 | Comments(0)
リモートシャックの運用にはRS-BA1ではなくwfviewを使っています。 Macが好きだからというのが一番の理由ですが、RS-BA1のユーザーインターフェースがどうも好きになれません。  

さてwfviewはリグの数だけ設定を保存し、それを同時に立ち上げることが可能です。 こんな感じです。 

wfviewで複数のリグを使う Mac OSX編_f0223566_17141157.png

これで同時送信できるかなどは試していませんが、そんなことをするのはまずないので、これでとりあえずは良しにしています。 実は最近430MHzのFT8の周波数で変な妨害波を拾うようになり、そのために430MHzも同時にモニターする必要に迫られていました。

このように複数のリグを接続することができるのは当初からわかっており興味があったのですが、そのやり方がわからず、ずっと放ったらかしにしていたのが正直なところです。  そのやり方を備忘録を兼ねて以下にまとめておきます。

手順としては

  1. リグの接続方法、設定などを記録したconfファイルを作成する。
  2. wfviewを起動する際に、--settings オプションでそのconfファイルを引用する。これをアイコン化する。

となります。

まず一番目ですが、ターミナルのアプリを立ち上げ以下のように入力します。

/Applications/wfview.app/Contents/MacOS/wfview --settings IC-7610.conf


IC-7610.confは自分の好きなファイル名です。 このコマンドを入力すると素の状態のwfviewが立ち上がりますので、通常のやり方で必要な情報を設定し、保存して終了します。この状態でターミナルのアプリから同じ内容を入力するとwfviewが所望の状態で立ち上がります。

Macの場合、二番目がちょっと難しいです。 他にいいやり方があるかもしれませんが、私はMacのAutomatorを使いました。

Automatorを起動しアプリケーションを選びます。

wfviewで複数のリグを使う Mac OSX編_f0223566_17412329.png

さらにシェルスクリプトを実行を選びます。 要はシェルから先程のコマンドを実行させる設定です。

wfviewで複数のリグを使う Mac OSX編_f0223566_17422786.png

さらにこのように入力します。

wfviewで複数のリグを使う Mac OSX編_f0223566_17431456.png
これで名前をつけて保存するとアイコンができているはずです。 これをダブルクリックすると所望の設定のwfviewが起動されます。

ちなみにこの状態ではアイコンはAutomatorのものになっていますので、自分の好きなアイコンに変更します。
アイコンを右クリックして情報を見るを選択します。 以下の赤丸のアイコンの部分に、画像ファイルとして保存した自分の好きなアイコンをdrag and dropするとアイコンを入れ替えることができます。 これで完成です。

wfviewで複数のリグを使う Mac OSX編_f0223566_17480298.png

手順の中で一番理解できなかったのは1番目です。 アプリの中で設定は保存できますが、その際にファイル名を付けて個別に保存できないのはちょっと不親切に思います。 




 




# by davet | 2025-10-15 17:50 | 電子工作・アマチュア無線 | Comments(0)

Dynamic DNSの自動更新

リモートシャックのインターネットサービスプロバイダーはソフトバンク光を使っています。シャックは戸建ての住まいなので普通にグローバルIPアドレスが付与されますが、固定のIPアドレスではありません。 ところが9年近く使ってきた中で、IPアドレスが変更になった記憶はなく、あたかも固定のIPであるかのようにすっかり油断して放置してしまっています。 放置していると週に一回、DDNSのサービス提供先であるMyDNS.jpから更新未実施の通知がくるので、その時にMyDNS.jpのサイトにログインして、手動で更新することでお茶を濁していました。

こんなことをしているときっとそのうちにひどい目に会うので、ようやく思い腰を上げて定期的な自動更新を実施することにしました。方針としてメインのPCは使うときだけ電源を入れるようにしたいので、別の機器を連続運転して更新することにします。そうなると機器として以下のような選択肢があると思います。

  1. ルーターの内蔵機能を使う。 NECやBuffaloの製品はその機能を持っていますが、確かメーカー指定のDDNSサーバーで有償だったと思います。 私は自宅でtplinkのルーターを使っていますが、同様にメーカー指定のDDNSサーバーを使うものの、こちらは無料です。 まだあまり試していないのですが、私が知る範囲ではこれが一番コストパフォーマンスが良いと思います。
  2. PCを使う。機能的には結構古いPCでも問題ありません。
  3. Andoroid端末にDDNS自動更新用アプリを入れる。 iOSでもきっと同じようなアプリがあるでしょう。
  4. それ以外のコンパクトな機器を使う。 例えばRaspberry Pieとか。 Arduinoでもできるみたいです。

1が一番良いのですが、ソフトバンクは指定のルーターを使うことになっており、そのルーターにはDDNSの機能がありません。 このルーターをパスして他社のルーターと組み合わせる方法もあるようですが、複雑すぎて試す気がしませんでした。

2の場合、DiCEというアプリが有名です。古めのWindowsノートPCで試しましたが、確かにちゃんと機能しました。

ただ消費電力もそこそこ大きく、置き場所も邪魔なので次に3を試しすことにしました。 ところがなかなか良いアプリが見つけられません。 実は以前にもこの方法を試したことがあり、その時に使ったアプリはDynamic DNS updateというものだったのですが、Google Play storeでは見つけられず、ようやくここにあるのを見つけました。(リンク) ただこのアプリは比較的新しいAndroid OSでは動作せず、今回はバージョン4.1.2の端末で起動させたのですが、設定がうまく保存できなったりして(私が使い方を忘れただけかもしれません)、断念しました。個人的には1以外ではこのやり方が一番好きです。なにしろ端末はコンパクト、また転がってお古の再利用なのでタダ同然。停電時にも耐えるしディスプレーまで付いている。  またいつか再挑戦したいです。

迷走した結果、4番目としてRaspberry Pie OSで実現する方法を試し、今はこれに落ち着いています。ただ私にLinuxの知識がないのでうまく行くまでに延べ2日ほどかかりました。 Linuxの知識がある方なら10分もあれば終わる作業でしょう。


Dynamic DNSの自動更新_f0223566_09114277.jpg




# by davet | 2025-10-03 21:34 | PC | Comments(0)