日独経済日記

ドイツ生活14年超の視点で、今のドイツのリアルをお届けします

20260103 ドイツの赤ちゃん人気の名前ベスト5

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ドイツ駐在員やドイツ出張者がドイツでの一日を始めるにあたって、本日押さえておきたいドイツ関連情報5つはこちら

  1. 2025年赤ちゃんに人気だった名前ベスト5(左が女の子、右が男の子):それぞれソフィア/ノアがトップ。
  2. 2026 年のドイツ政治年金改革・徴兵制・移民政策が主要テーマ。年金制度は 2031 年まで給付水準を維持する方針だが、財政負担は増大。これに対する若者層の反発が凄まじい。年央までに抜本的な年金改革案をまとめる委員会を設置予定。2026 年予算では 1,280 億ユーロが年金補填に充てられ、持続性が課題。国防では、18歳以上に質問票を送付し、志願者確保を目指す新制度が始動。兵力増強が進まなければ、徴兵制復活の可能性が現実味を帯びる。旧東独の州では AfD が 40%前後の支持を得ており、9 月の州選挙が焦点。CDU の「AfD とは協力しない」方針が、選挙結果次第で試される展開に。移民政策では、EU域外“リターンセンター”を含む新たな共通方針に合意。
  3. ドイツ市場におけるBIG4PwC がドイツの会計監査市場で首位を維持し、DAX 企業でのシェアを 42.5%まで拡大。2024/25 年の成長率は Big Four で最も高い 8%。KPMG と Deloitte は 22.5%で 2 位争いを展開。EY は Wirecard 事件の影響でシェアが 7.5%まで低下。DAX企業監査の「10年ローテーション制度」が勢力図を大きく動かしている。次の大規模ローテーションは 2028 年以降に本格化。Bayer は Deloitte から PwC に“出戻り”するなど、もとの監査法人に回帰する動きも。PwCBMW や Henkel など主要企業の次回ローテーションで試練を迎える。EY は 2027 年から Allianz の監査を獲得し、信頼回復を狙う。BDO や Grant Thornton など中堅勢も DAX 参入で存在感を高めつつある。
  4. キプロスEU議長国就任:2026年前半、キプロスEU議長国を務め、政策アジェンダの主導権を握る。重点テーマは 自立性・防衛力・オープン性 の3本柱と明確化。ウクライナ戦争後の欧州安全保障再構築で、議長国の調整力が重要に。東地中海の地政学的リスク(トルコとの関係など)がEU議論に影響する可能性。エネルギー政策では、地中海ガス開発や再エネ拡大が議題に上る見通し。移民・難民政策では、南欧国としての視点がEU全体の議論を方向づける。中小国ながら、議長国として 合意形成の“仲介役” を担う。

  5. 週末のビジネス雑談ネタ:

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20260102 ドイツの年越し~花火による死者や負傷者多数 - 日独経済日記
【今日のひとこと】
~ドイツのベストセラーJeden Tag Einen Schritt (一日一歩)より1/3分:
>置かれた場所で咲けなどと言われても、それがブラック企業レッドオーシャンなら消耗するだけ。シュワちゃんを見習って、自分が活躍できる領域にさっさと移動しよう。
シュワルツェネッガー氏の、ボディビルダ-⇒俳優⇒州知事って、ホント規格外ですよね。

【ドイツ関連日本語記事】

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20260102 魂を再起動せよ

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<Japanese>

去年からGeminiに課金して、日々のリサーチを中心にガシガシ使っているのですが、ちょっと意識高めの質問をすると「鋭い視点ですね」と褒めてくれたり、作業が終盤に差し掛かってくると「さあ、もうひと踏ん張りですよ」と励ましてくれたりして、なかなか愉快です。まもなく「AIメガネ」や「AIコンパニオン」などが世の中に出てきて、もっと面白くなるという説もあります。そんな中、先日Geminiから唐突に「魂を再起動せよ」と言われて、ある意味「ハッ」としました。AIのおかげで良質のインプットがどんどん集まる一方、その受け皿である私の脳のストレージがオーバーフロー気味になっていたのです。私の反応が重く・鈍くなってきたのをGeminiが敏感に察知し、心配してくれたのかも知れません。

そこで私は、言い出しっぺであるGeminiと壁打ちしながら「魂再起動プラン」を策定しました。導き出されたのは、以下の4つのステップからなるシステム・メンテナンスでした。第一ステップは「シャットダウン」:すべてのデジタル機器類を半日間完全に遮断し「デジタルデトックス」を断行します。長年積読されている紙の本でも読もうと思います。第二に「キャッシュのクリア」:未完了のタスクや心に澱のように溜まったモヤモヤを、万年筆を使ってノートに書き出し、脳内の作業メモリを100%アナログ的な手法で解放します。第三に「デフラグ」:PC内のファイルやメールの断捨離、机や本棚(含む電子書籍)の整理整頓によって、各種リソースの配置を最適化します。そして最後に「OSのアップデート」:独英両言語のスピーキング力UPを再起動後の「新機能」とすべく、毎日各5分、Podcastニュースのシャドーイングを習慣化します。

この種の「セルフメンテナンス」は、今後ますます本格化しそうなAI時代を生き抜くために、繰り返し必要になってくるかも知れません。この原稿を書き終えたら、直ちにログアウトしてこの「再起動」実行フェーズに移行しようと思います。何だかちっぽけな新年の抱負宣言みたいになってしまいましたが、この程度のエッセイなら、今年後半ごろにはAIエージェントが私の代わりに自動作成・発信してくれるようになっているかも知れませんね。本年も引き続きどうぞよろしくお願いします【謹賀新年】。


 <English>

Since upgrading to the paid version of Gemini last year, it has become an indispensable partner in my daily research. It is a rather delightful companion; when I pose a particularly high-level question, it praises my "incisive perspective," and as a project nears its end, it cheers me on with a "Just one last push!" There are theories that life will become even more intriguing with the imminent arrival of "AI glasses" and "AI companions." Amidst this technological evolution, Gemini recently blindsided me with a startling command: "Reboot your soul." It was a moment of sudden clarity. While Gemini’s assistance ensures a steady stream of high-quality input, my brain—the very vessel for this data—was nearing a storage overflow. Perhaps Gemini sensitively detected my heavy, sluggish responses and felt a touch of "concern."

And so, using Gemini as a sounding board, I drafted a "Soul Reboot Plan." What emerged was a four-step system maintenance routine:
1 Shutdown: A complete digital detox for half a day. I intend to turn off all devices and finally dive into those paper books that have been gathering dust on my "to-read" pile for years.
2 Clear Cache: I will use a fountain pen to bleed all unfinished tasks and lingering mental fog onto paper, freeing up my cognitive working memory through purely analog means.
3 Defrag: A ruthless purging of files and emails, followed by organizing my physical desk and bookshelves (e-books included) to optimize the allocation of my resources.
4 OS Update: To ensure my "post-reboot" self has new features, I will habituate a five-minute daily shadowing routine of podcast news in both English and German to sharpen my speaking skills.

This kind of "self-maintenance" may become a recurring necessity to thrive in the burgeoning AI era. Having finished this draft, I shall log out immediately and transition into the execution phase of this reboot. It feels a bit like a modest New Year’s resolution, but by the latter half of this year, an AI agent might be automatically composing and publishing essays like this on my behalf. I look forward to another year of shared journeying. Happy New Year!


<German>

Seit ich letztes Jahr das Gemini-Abonnement abgeschlossen habe, nutze ich die KI intensiv für meine tägliche Recherche. Es ist ein durchaus amüsantes Miteinander: Stelle ich eine anspruchsvolle Frage, lobt Gemini meinen „scharfsinnigen Blick“; nähert sich eine Arbeit dem Ende, werde ich mit einem motivierenden „Auf geht’s, der letzte Endspurt!“ angefeuert. Man sagt, dass die Welt mit dem baldigen Erscheinen von „KI-Brillen“ oder „KI-Gefährten“ noch interessanter werden wird. Inmitten dieser Entwicklung forderte mich Gemini neulich völlig unvermittelt auf: „Starte deine Seele neu.“ Dieser Satz hat mich im positiven Sinne erschüttert. Mir wurde schlagartig klar: Während dank der KI unaufhörlich hochwertiger Input einströmt, droht der Speicherplatz meines Gehirns – das Gefäß für all diese Informationen – überzulaufen. Womöglich hat Gemini sensibel registriert, dass meine Reaktionen schwerfälliger und träger wurden, und sich schlichtweg Sorgen gemacht.

Also habe ich gemeinsam mit Gemini als Sparring-Partner einen „Seelen-Reboot-Plan“ entworfen. Das Ergebnis ist eine Systemwartung in vier Schritten:
1 Shutdown: Ein konsequenter „digitaler Detox“ für einen halben Tag. Ich werde alle elektronischen Geräte ausschalten und mich endlich jenen gedruckten Büchern widmen, die schon viel zu lange ungelesen im Regal stehen.
2 Cache löschen: Unerledigte Aufgaben und das vage Unbehagen, das sich wie Sediment im Geist abgelagert hat, werde ich mit dem Füllfederhalter handschriftlich in ein Notizbuch übertragen. So wird der Arbeitsspeicher meines Gehirns auf rein analoge Weise geleert.
3 Defragmentierung: Durch das Ausmisten von Dateien und E-Mails sowie das Aufräumen meines Schreibtischs und meiner Bücherregale (einschließlich E-Books) werde ich die Anordnung meiner Ressourcen optimieren.
4 OS-Update: Als „neue Funktion“ nach dem Neustart möchte ich meine Sprechfertigkeit im Englischen und Deutschen verbessern. Dazu werde ich mir angewöhnen, täglich jeweils fünf Minuten Shadowing mit Podcast-Nachrichten zu betreiben.

Diese Art der „Selbstwartung“ wird wohl immer wichtiger werden, um im bevorstehenden KI-Zeitalter bestehen zu können. Sobald ich dieses Manuskript beendet habe, werde ich mich sofort ausloggen und in die Ausführungsphase meines „Reboots“ übergehen. Es mag wie ein bescheidener Neujahrsvorsatz klingen, aber wer weiß – vielleicht wird in der zweiten Jahreshälfte bereits ein KI-Agent solche Essays ganz automatisch für mich verfassen und veröffentlichen. In diesem Sinne freue ich mich auf das kommende Jahr. Ein frohes neues Jahr!

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20260102 ドイツの年越し~花火による死者や負傷者多数

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ドイツ駐在員やドイツ出張者がドイツでの一日を始めるにあたって、本日押さえておきたいドイツ関連情報4つはこちら

  1. ドイツの年越しの混乱:今回の年越しでも、ドイツ各地で事故と暴力が相次ぎ、波乱の幕開けとなった。ビーレフェルトでは、自作の爆竹が爆発し、18歳の若者2名が死亡する悲劇が発生。ロストック近郊では、14歳の少年が爆竹で左手を失う重傷を負った。ライプツィヒでは、16 歳の少女が違法花火の爆発で重傷を負い、救急搬送された。ベルリンでは、年越しの夜に約 400 人が一時拘束される大規模な混乱が起きた。警察官24名が負傷し、瓶や爆竹を投げつけられるなどの攻撃が相次いだ。警察・消防・救急は全国でフル稼働し、年越しイベントの安全確保に追われた。大規模イベントはベルリン、ハンブルクミュンヘンで開催され、多くの人が集まった。しかし花火事故や暴力行為が多発し、年越しの安全性が改めて問題視されている。シュピーゲル誌は「今年の大晦日は特に混乱が目立った」と総括し、社会的課題の深刻さに警鐘を鳴らしている。Jahreswechsel in Deutschland: Zwei Tote in Bielefeld, 400 Festnahmen in Berlin

  2. 2026年から始まるドイツの主な制度変更最低賃金時給13.90 ユーロ に引き上げ。ミニジョブの月収上限566→603ユーロに拡大。レストラン・ケータリングの 飲食VATは恒久的に7%に引き下げ(飲料は対象外)。子ども手当(Kindergeld)は 259 ユーロ に微増し、税控除額(Kinderfreibetrag)も拡大。所得税基礎控除額が12,348ユーロに上昇。全国交通パス「Deutschlandticket」は58→63ユーロに値上げ。
  3. ドイツ人の新年の抱負:ドイツでは毎年、多くの人が新年に向けて生活改善の目標を立てる。しかし今年は全体の 37%が「そもそも抱負を持たない」と回答。それでも残る多数は、日常の質を高めるための小さな変化を志している。最も多いのは 「もっと運動する」(22%) という健康志向の目標。次いで 「より健康的に食べる」(20%) が続き、食生活の改善も重要テーマ。「自分の時間や趣味を増やす」(18%) というメンタル面の充実も上位に入る。ダイエット と 家族・友人との時間を増やす がそれぞれ 16%。持続可能な生活を意識する人も増え、「よりエコに暮らす」(9%) が続く。同じく 9% が 「働きすぎをやめる」 と回答し、ワークライフバランスへの関心が高まっている。全体として、ドイツ人の抱負は「健康」「心の余裕」「人間関係」「持続可能性」に集約される。

  4. 英Economist誌による今年注目すべき4つのトレンド
    1. 宇宙における軍事競争の激化
    2. 中央銀行の独立性の危機
    3. エンハンスド・ゲームズ(Enhanced Games)の開催
    (ドーピング容認のスポーツ大会)
    アメリカ建国250周年を巡る米国の分断

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20260101 ドイツの危険な年末花火問題 - 日独経済日記
 【今日のひとこと】
~ドイツのベストセラーJeden Tag Einen Schritt (一日一歩)より1/2分:
>先送りしていても、何かを始めるベストなタイミングなど永遠にやってこない。ほんの少しでいいから、今日今すぐ着手しよう。あなたにとって大きな転換点になるはずだ。
(机上の検討を延々と繰り返すのは単なる「逃げ」であり、とにかく始めて多くの躓きから学ぶ方が有意義、ということでしょう。

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20260101 ドイツの危険な年末花火問題

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ドイツ駐在員やドイツ出張者がドイツでの一日を始めるにあたって、本日押さえておきたいドイツ関連情報5つはこちら

  1. ドイツ年末花火問題:ドイツの花火市場は拡大を続けており、大手メーカーは前年より約10%多い品揃えを報告。今年も解禁直後から販売好調。ドイツでは花火の使用は12月31日と1月1日のみ許可されている。ただし、教会・病院・老人ホームなどの周辺では全国的に禁止。藁葺き屋根や木組み建築の近くも火災リスクから禁止対象。人が密集する場所でも安全確保のため使用が禁じられている。一部自治体では18〜6時のみ許可するなど、追加規制が導入されている。ドイツ医師会のラインハルト会長は私的花火の全面禁止を要求。理由は毎年の重傷事故、救急の逼迫、環境負荷の大きさ。環境団体DUHも全国的な禁止を求める署名活動を展開。警察労組など約60団体が署名に参加し、支持を表明。署名数はすでに80万件を超えている。DUHは死傷事故や救急隊への攻撃増加を問題視。また、花火による大量のゴミや動物のパニックも懸念材料。一方で、伝統を理由に禁止に反対する政治家もいる。交通相シュニーダー(CDU)は「一律禁止ではなく柔軟な運用を」と主張。NRW州内相ロイル(CDU)も自治体判断を重視する姿勢を示す。Civeyのオンライン世論調査では、全面禁止賛成36.5%、ある程度の制限賛成41.4%。

  2. メルツ首相の年頭挨拶:メルツ首相は新年演説で「恐れではなく自信を」と国民に呼びかけた。(以下主な論点)外部要因に振り回されず、主体的な危機克服を。ロシアの侵攻は欧州全体への脅威、ドイツも日々ハイブリッド攻撃を受けている。欧州は自らの抑止力を強化し、安全保障の自立性を高める必要がある。合法的な移民受け入れと不法ルート封鎖の「二面戦略」を継続。世界的な保護主義の高まりで資源依存が政治的リスクになっている。米国(トランプ政権)との関係変化で、欧州の戦略的自立が急務。社会保障制度の持続性確保へ、2026年に大規模改革を決定する必要がある。高齢化と労働力不足を背景に、世代間の公平性を重視する。来年は多くの地方選挙を控え、民主主義への信頼と参加を呼びかけ(メルツ首相としては正念場)。


  3.  欧州資本市場統合のジレンマ:欧州では安全保障や貿易面だけでなく、金融市場においても「米国を羅針盤にできない」現実が2025年に明確になった。しかし欧州各国ではナショナリズムが強まっており、EU統合は全体的にむしろ停滞している。欧州の資本市場は断片化したままで、米国に大きく後れを取っている。欧州上場企業の時価総額GDPの75%であるのに対し、米国は270%と大差がついている。銀行・資本市場の分断が競争力低下の主因と金融トップが指摘。このままではユーロが代替基軸通貨とはなり得ない。米銀は欧州内で存在感を強め、欧銀は守勢に回っている。欧州共通の市場監督機関(ESMA)強化案も政治的抵抗に直面。ドイツ・ヘッセン州は監督権限のパリ集中に反対姿勢を示す。各国が自国利益を優先し、欧州レベルの改革が進まない構図が続く。欧州のアイデンティティを守るには、むしろ主権の一部移譲が必要という逆説的現状が浮き彫りになっている。
  4. ドイツ人の新年の抱負(Neujahrsvorsätze): ドイツでも多くの人が新年に目標を立てるが、継続できずに挫折するケースが多い。失敗の最大要因は「目標設定が曖昧で大きすぎる」こと。脳は抽象的な目標を処理しにくく、行動につながらない。成功するには、目標を小さく具体的なステップに分解することが重要。また、「やめる」より「新しい行動を追加する」ほうが継続しやすい。小さな成功体験を積み重ねることで、脳の報酬系が働き習慣化が進む。周囲に宣言したり仲間と取り組むと、継続率が大きく向上する。目標は「自分が本当に望むもの」であるほど達成しやすい。完璧主義は逆効果で、多少の失敗を許容する姿勢が必要。科学的アプローチを取り入れることで、新年の目標は達成しやすくなる。

  5. CO2価格上昇:2026年からCO₂価格はオークション方式に移行し、1トン55〜65ユーロの範囲で決まる。ガソリンは約3セント、ディーゼルはそれより少し低い値上がりが見込まれる。暖房油は約3セント/L、ガスは0.3セント/kWhの負担増となる。年間2万kWhのガス使用家庭では、約50ユーロの追加負担。燃料のEU排出量取引制度への統合は、消費者負担を避けるため2028年に延期された。賃貸住宅では、建物のエネルギー効率に応じてCO₂コストを大家と借主で分担する。個別ガス契約の借主はまず全額支払い、後で大家に相当分を請求できる。専門家は、2028年以降CO₂価格が最大200ユーロ/トンに達する可能性を指摘している。消費者団体は、再エネ移行支援や省エネ促進など、社会的な補完策の必要性を訴えている。

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20251231 ドイツ株式市場の好調を振り返る - 日独経済日記
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>自分で自分の限界を作ってはいけない。もし限界がなければ自分に何ができるか、一度大胆に想像してみよう。それをしっかり細かく書き留めて、毎日見て思い出そう。
(年初の抱負を考える上でぴったりかも。皆さま、良いお年を!

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20251231 ドイツ株式市場の好調を振り返る

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  1. DAX40 今年は23%上昇:ドイツ株式市場は年末最終日に堅調で、DAX は 24,490pt(+0.6%) で取引を終えた。12月は +2.7%、年間では +23% と2019年以来の好成績を記録。DAX は Euro Stoxx や米 Dow Jones を上回り、2025年の勝ち組指数となった。MDAX も 年間+約20% と堅調で、12月は +2.3%。ただし上昇の大半は上半期に集中し、34回の最高値のうち31回が前半に出た。下半期は横ばい気味だった。トランプ関税、対中輸出減少、低成長、各種地政学リスクなどの数々の逆風にもかからわらず相場を押し上げたのは、メルツ政権が打ち出した財政バズーカとAI関連の投資/生産性向上。


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  2. 無登録の違法家事労働が横行:ドイツでは家事支援を利用する約440万世帯のうち、9割以上が未登録の“違法就労”状態にある。Minijob-Zentrale に登録されている家事労働者は わずか27.5万人。多くの家庭は「近所の助け合い」と誤解し、違法性を認識していない。しかし、定期的かつ有償の家事支援は 法律上“雇用”に該当する。家事労働者本人が登録を望まないケースが 約25% を占める。「合法雇用は高い」という誤解も根強いが、税控除でむしろ安くなる場合が多い。政界で浮上する Minijob廃止論に対し、IWは「違法就労が爆発的に増える」と警告。家事労働を合法市場に取り込むには、スウェーデン型バウチャー制度が有効と提案。違法就労の拡大は、労働者保護の欠如と税収減という 二重の損失を生む。家事支援の“見えない労働”をどう制度化するかが、ドイツの重要な政策課題となっている。
  3. Audiの失速:2025年の販売台数は 25万台から20万台へ大幅減少。ドイツ市場で BMW と Mercedes にシェアを奪われ続けている。収益性も低迷し、利益率は一桁台にとどまる。追い打ちをかけるように、米国の対独自動車関税が巨額負担となっている。ディーラーからは「価格が高すぎる」「マージンが薄い」との不満が噴出。新型モデルの投入にもかかわらず、販売改善の効果は限定的。上位セグメントで存在感が弱まりつつある。モデル攻勢が市場に響かず、ブランド力の低下が懸念される。Audi の戦略転換が急務で、競争力回復の道筋が見えにくい。プレミアム市場での地位確保に向け、価格・商品・販売体制の再構築が不可避。
  4. 貯蓄銀行で地下金庫荒らし:ギルゼンキルヒェンのSparkasse Buer支店で、前代未聞の大規模金庫破り事件が発生。犯人は駐車場側から侵入し、複数の扉を突破してアーカイブ室へ到達した。そこから大型ドリルで金庫室の壁に穴を開け、貸金庫3300個のうち約90%を破壊した(写真上)。被害額は、貸金庫1つあたりの保険額から計算して最低でも3,000万ユーロ規模と見積もられている。犯行後、覆面姿の犯人らは盗難ナンバーの黒いAudi RS8で逃走した。事件発覚後、顧客が支店前に殺到し、100人規模の混乱と騒然とした状況が続いた(写真下)。支店は閉鎖され、銀行は顧客に専用ホットラインでの問い合わせを案内している。保険では1万300ユーロまでしか保証されない。警察は組織的犯行とみて、重窃盗容疑で捜査を進めている。犯行はクリスマス休暇中に行われた可能性が高く、計画性の高さがうかがえる。地域社会では「どうしてここまでの侵入を許したのか」と、銀行の安全対策への疑問が高まっている。 

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20251230 ドイツ防衛産業、社員の安全審査がボトルネック - 日独経済日記
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~ドイツのベストセラーJeden Tag Einen Schritt (一日一歩)より12/31分:
>人生はゴールなき永遠の学習プロセス。人智のすべてを学び尽くすことは不可能だが、自分が進む道を勇気を持って絞り込み、そこでコツコツ前進を続けよう。
(AI時代においては、学び直し/専門性の掘り下げがますます重要になっていると感じます

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20251230 強気一辺倒が祟って金銀大幅反落

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【SENTIX売買シグナル】~金銀、米独株、ドル円に売りシグナル。

【SENTIX欧州期間投資家ポジション】株(青棒)はニュートラル、債券(緑棒)は久々のショート。

【SENTIX市場センチメント(短期的な強気/弱気)】~金の強気に過熱感(本日大きく調整中)。株には特段過熱感なし。

【SENTIX市場センチメント(自信過剰度)】~銀のみずっと+7と楽観し過ぎ状態にあったが、現在まさに大幅調整中。

Bloomberg~年末でReal Yield お休み。

FED利下げ織り込み】~直近のドットに比べて、市場織り込みでは利下げが前倒しになっているが、ターミナル金利は3%強(あと2回利下げ)で整合的。 

FedWatch - CME Group

【ECB利下げ織り込み】~ユーロ高気味なこともあり、まだわずかに利下げ期待が残っているが、景気回復がしっかりしてくると、例年後半あたりから「次は利上げ」に雰囲気が変わりうる。

https://ecb-watch.eu/

【今週の主な予定】

mst.monex.co.jp

【日独経済日記関連】
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20251230 ドイツ防衛産業、社員の安全審査がボトルネック

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  1. ドイツ防衛産業「安全審査の遅さ」に悲鳴:従業員の安全保障審査がドイツ防衛関連企業最大のボトルネックになっている。経済省が示す標準審査期間を大幅に超えるケースが常態化、審査が最大18か月に及ぶケースも。防衛需要の急増に行政の処理能力が追いついていない。新規参入企業は審査待ちでプロジェクトを開始できず苦しんでいる。民間分野からの人材採用も審査遅延で停滞。SecunetなどITセキュリティ企業にも深刻な影響。政府側としては「安全保障リスク排除」が最優先で、厳格な審査姿勢を放棄できない。防衛産業の拡大と行政手続きの遅さが矛盾を生み、構造的課題が浮き彫りに。

  2. ライヒ経済相(CDU)の年金改革案:労働・年金制度の大幅見直しを提案。具体的には「労働時間延長」「パートタイム縮小」「解雇規制緩和」「年金開始年齢引き上げ」。左派勢力は「市場原理主義的な社会保障切り捨て」「労働者を酷使する政策」「実質的な年金削減」「多くの人は健康に定年まで働けない」などと強く反発。むしろ「労働時間短縮(賃金維持のまま)」を要求。一方、雇用者連盟 BDA は歓迎。人手不足(労働投入にマイナス寄与)緩和のためにも「フルタイム促進」「63歳無減額年金の廃止」を求める。

  3. ドイツ経済・業界団体アンケート(IW):ドイツ経済は2025年も停滞し、実質GDPはほぼ横ばい(プラスゼロ)。46業界団体のうち18が「昨年より悪い」と回答し、停滞感が続く。ただし改善と答えた団体は14に増え、悲観一色ではなくなった。2026年は19団体が「生産増」、18団体が「横ばい」と回答。悲観派は9団体に減り、3年続いた深い悲観ムードは後退。楽観は主にサービス業、金融、情報産業、航空宇宙などに集中。一方、製紙・出版・自動車・繊維などは2026年も減速を予想。投資は「減少14:増加11:横ばい21」で、本格回復には程遠い。雇用はさらに厳しく、22団体が「人員削減」を見込む。停滞からの脱却は見えつつあるが、力強い成長にはまだほど遠い。

  4. 2026年ドイツ経済「希望の芽」(FAZ):2025年のドイツは停滞感が強く、産業・財政ともに厳しい局面にある。自動車産業のEV不振や高エネルギー価格が構造的な重荷となっている。過剰な規制で新規企業が生まれにくく、成長力が削がれてきた。それでも国民の生活実感は意外と良く、失業リスクは歴史的に低い。賃金は平均5%上昇し、購買力は2019年のピークにほぼ回復した。旅行需要も完全復活し、消費マインドは底堅い。若者の就職難はあるが、ベビーブーマー退職で改善余地が大きい。Mittelstand(中堅企業)の柔軟性と技術力は依然として国の強み。医療・画像診断・防衛・AIドローンなど、成長産業が静かに拡大中。2026年春の改革次第で、ドイツは再び成長軌道に戻る可能性が高い。

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20251229 日本と何が違う? ドイツの在宅勤務が根付く理由 - 日独経済日記
【今日のひとこと】

~ドイツのベストセラーJeden Tag Einen Schritt (一日一歩)より12/30分:
>反復は力なり。気分が盛り上がって一回だけ一気にやるより、少しずつ1万回繰り返す方が圧倒的にうまくなる。あなたが1万回繰り返すべきものは、何?。
(全然うまくならないギターを、毎日必ず1分は「触る」ようにしています

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