K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Chet Baker: This Is Always (1979) 針を盤面に降ろした瞬間に

ディス・イズ・オールウェイズ This Is Always

Chet Baker: This Is Always (1979, SteepleChase)
A1. How Deep Is The Ocean    11:05
A2. House Of Jade    7:35
B1. Love For Sale    9:55
B2. This Is Always    9:00
Chet Baker (tp, vo), Doug Raney(g), Niels-Henning Ørsted Pedersen(b)
Engineer: Jazzhus Montmartre
Producer: Nils Winther
Recorded live at Montmartre, Copenhagen, October 4, 1979.
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驚くほどよいレコード。針を盤面に降ろした瞬間、レコードからライヴ会場の空気が溢れ出る。そして眼前にベイカーら3人が着座して演奏する姿が見える、ような近さで音像が広がる。疲れていたが、最後まで聴いてしまった。もう必携盤の条件そのもの。

コペンハーゲンのモンマルトルでのライヴ。ダグ・レイニーのギター、ニルス・エルステッド・ペデルセンのベースとのトリオ。SteepleChaseからは7枚のレコードが出ているが、4枚がこの編成。1枚はスタジオ録音、あと3枚はこのモンマルトルでのライヴ。この弦2人と管の編成が実によい。全く煩くなくて、爪弾かれた弦のスィング感が心地よく、ふわっと柔らかい管と声が被さっていく。

The Touch of Your Lips (1979) - with Doug Raney, Niels-Henning Ørsted Pedersen
No Problem (1979) - with Duke Jordan
Daybreak (1979) - with Doug Raney, Niels-Henning Ørsted Pedersen
This Is Always (1979) - with Doug Raney, Niels-Henning Ørsted Pedersen
Someday My Prince Will Come (1979) - with Doug Raney, Niels-Henning Ørsted Pedersen
Diane (1985) - with Paul Bley
When Sunny Gets Blue (1986)

先日の晩年の東京でのライヴを聴いて、少し晩年のベイカーが気になっていた。wikiをみるとわかるが、1970年代後半以降の収録は欧州。驚くほど数がある。(多分)、欧州でライヴやったり、マイナレーベルに音源を売りながら生きていたんだろうな。そして(多分)、そこにはほとんど同じ演奏のベイカーが現れる。暑苦しくなく、冷た過ぎもなく、破綻もない、低い熱量の演奏。そして、その演奏に、聴き手は驚くほど惹かれる。だから、同じような盤に手が出るという算段。この感覚は、同時期のビル・エヴァンスに対するものも同じ。

とりあえずSteepleChaseはすべて蒐めた。やれやれ。

追記:以前、五十嵐一生のもっきりやのライヴで、この編成。実に良かった記憶が鮮明にある。

ボクにとってのチェット・ベイカーのベストはコレ。ポール・ブレイとの「共振」により、とてつもない深み、を感じさせる。

 

This Is Always

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