はじめに
年末年始を過ぎ、家づくりについて改めて整理し始めました。
今回の記事では、浴室を一つの起点に考えていることをまとめておきます。
理由は単純で、私はお風呂が好きです。
一日の終わりに体を洗う場所というより、
在宅ワークが多い生活スタイルの中、気持ちを切り替え、癒しを得るための空間
として浴室を捉えています。
そのため、浴室の質を高めることが、
ライフスタイル全般の満足度に直結すると考えています。

浴室計画の前提条件
まず、今回の検討における前提条件を整理します。
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浴室からの視線の先に「意匠スペース」を設ける
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意匠スペースは植栽等の人工物を想定(湿気コントロールは不要)
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浴室だけでなく、他の空間とも共有できる構成とする
なお、この意匠スペースは主役ではなく、
浴室をはじめとした「癒しの質」を高めるための背景という位置づけです。
意匠スペースの共有パターン
意匠スペースをどの空間と共有するかによって、いくつかの案を検討しています。
① 浴室+リビング案(階段下スペース活用)
階段下を意匠スペースとして活用し、
左右に分けることで浴室とリビングの双方から眺める構成です。

メリット
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意匠スペースを家の中心として扱える
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リビングにも「なごみ」の要素を取り込める
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浴室の開放感が高い
デメリット
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オープンステアの場合、意匠スペースの設置が困難
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階段下収納が使えなくなる
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間取りによってはリビングから視認できない可能性がある
成立すれば非常に魅力的ですが、設計難易度は高めの案です。
② 浴室+リビング案
意匠スペースを挟んで浴室とリビングを配置し、
上下で分割して双方から眺める構成です。

メリット
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意匠スペースを家の中心に据えられる
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リビングにも癒しの要素を取り込める
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浴室の開放感が高い
デメリット
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意匠スペース分、確実に床面積を消費する
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他の部屋配置への影響が大きい
思想的には好みですが、全体の間取り調整がかなり厳しい案です。
③ 浴室+寝室案(将来の1階主寝室を想定)
意匠スペースを挟んで浴室と寝室を配置し、
「入浴から就寝までの休息の流れ」を重視する案です。

メリット
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癒しの考え方として最も一貫性がある
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将来、1階主寝室とする場合に相性が良い
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主寝室に窓がなくても閉塞感が出にくい
デメリット
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意匠スペース分、床面積が増える
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主寝室を1階に設けることで、1階の延べ床面積が大きくなる
(基礎工事の負担増、総二階前提のグランスマートとの相性) -
他の部屋配置への影響が大きい
思想的には最も好みですが、
延べ床面積増によるコスト面を考えると、現実的には厳しめの案です。
④ 浴室+廊下案
意匠スペースを浴室と廊下で共有する案です。
「通るだけ」の廊下にしないことを意図しています。

メリット
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フリーカウンターを設ければ、癒しを感じながら作業ができる
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読書などの軽い休憩スペースとしても使える
デメリット
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1階に廊下分のスペースを確保する必要がある
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リビング共有ほどの存在感は出にくい
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意匠スペースが控えめになりやすい
魅力はありますが、そもそも廊下を設ける余地があるかが課題です。
実現させるためにクリアすべき障壁
① 面積とコストについての現実
現在の見積もりでは、坪単価は約77万円。
仮契約により単価は固定されているため、今後増加することはありません。
ただし、意匠スペースとして1坪追加すれば、
その分77万円が加算されることになります。
坪数の追加自体は検討可能ですが、決して安い金額ではなく、
家具やオプションとの比較検討が必要になりそうです。
② 総二階前提と生活密度の懸念
検討中のグランスマートでは、いわゆる一条ルールにより
総二階が基本となります。
そのため1階を広げると2階も同時に広がり、
使わないスペースが増える=生活密度が下がることを懸念しています。
老後を見据えると、
単純に広いことが必ずしも暮らしやすさにつながるとは限らない、
という感覚もあります。
③ 仕様変更という選択肢とトレードオフ
解決策の一つとして、
設計自由度が高いグランセゾンへの変更も検討しています。
ただしその場合、さらぽか空調を選択できなくなるという
明確なトレードオフがあります。
一方で、さらぽか空調については
電気代・維持費・メンテナンス面の指摘も見かけます。
さらぽか空調を採用せず、建築の自由度を優先するという選択肢も、
可能性としては排除せずに考えています。
グランセゾンでも断熱性能は非常に高いと聞いているため、
設計士と相談しながら、引き続き検討していきたいところです。
おわりに
現時点でのスタンスは以下の通りです。
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意匠スペースを前提とした案を提示する
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面積や仕様的に難しければ代替案をもらう
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無理でも、考え方だけは残す
最初から可能性を狭めるのではなく、
設計士に翻訳してもらう前提で投げる
という進め方をしたいと考えています。
浴室を起点に考えてみたことで、
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自分は「広さ」より「質」を重視していること
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癒しを求める空間が、家の軸になっていること
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間取りや仕様の優先順位が少し整理されたこと
が見えてきました。
次は、この1階の考え方とは切り分けて、
2階の書斎について考えてみたいと思います。




