大学受験のシーズンがやってきた。この季節になると、自分自身が医学部を目指して受験勉強していた浪人時代を思い出してしまう。僕は最初、ある国立大学の理系学部に通っていたのだが、在学中に「やっぱり医師になろう」と思い直し、一年で退学して予備校に通うことに決めたのである。通っていた大学をそのまま卒業すれば、ちゃんとした国家資格も取得できるし、安定した給料の仕事に就くことができたので、両親は最後まで(合格できるかどうかわからないような)医学部の再受験に対して反対していた。そのため、前借りして払った予備校代や通学のための定期代などを自分でアルバイトをして稼ぎながらの受験勉強となったのである。 その予備校に…