2030年6月23日(日)、午前5時42分。まだ陽も昇りきらないその時間、日本全国にJアラートが鳴り響いた。 「ミサイルが発射された模様。速やかに地下または堅牢な建物に避難してください」 テレビは即座に緊急特番へ。スマホの通知が一斉に点滅する。 だが、どのメディアも、“どこから発射されたのか”について触れていなかった。 SNSは騒然。「北?」「中東?」「国内の事故か?」混乱だけが先走った。 6時07分。石川県能登半島の沖合、日本の排他的経済水域(EEZ)内に飛翔体が落下。 破片の形状、軌道、推進痕から「巡航ミサイル型無人飛翔体」と確認される。 だが、防衛省はその起点を特定できなかった。なぜなら…