PCB(プリント基板)の製造において、表面処理の選択は信頼性、はんだ付け性、耐久性に大きく影響します。特に RoHS 対応や細ピッチ部品の使用を前提とする設計では、HASL(無鉛)とENIG(化学ニッケル金メッキ)という二つの主要な表面処理技術の理解が欠かせません。 HASL 無鉛とは何か HASL 無鉛は、PCB 表面に無鉛はんだ(主にスズと銀などの合金)を塗布した後、熱風で余剰はんだを除去して平滑なはんだ層を残す表面処理技術です。コスト面で有利で可焊性が高く、比較的容易に実装や繰り返しのリフロー処理に対応できる点が特徴です。 ENIG(化学ニッケル金メッキ)とは何か ENIG は化学的なニ…