1. はじめに 何か新しいものを作るとき、最初は壮大なアイデアを抱きます。そのアイデアは大きくて新しいものほど曖昧であり、それを実現するための技術的知識は不足しています。何から手を付けたらよいか悩んだり、いつまでも設計資料や結合できない部品を作り続けたり、あげく出来上がったものが思っていたものと違うという失敗を繰り返してしまいます。 アジャイルな開発方法論では、このような失敗を避けるためにバーティカルスライスやWalking Skeletonといった考え方が提案されています。エンドツーエンドの小規模な機能を実現するシステムの小さな実装(スライス)を作って徐々に進化させるというアプローチです。 …