我が郷土のグルメのなかに「大和肉鶏(やまとにくどり)」と言う地味に旨い鶏肉がある。大正後期から昭和前期にかけて、奈良には質の高い鶏肉で「大和かしわ」と呼ばれるブランド鶏肉の産地があった。かしわと呼ばれるようになったのは、中国から渡来した鶏の羽色が、柏の葉に似ていたことに由来しているそうだ。 そんな奈良の名産品「大和かしわ」の復活を目指して、新品種の開発に着手した結果、昭和後期に誕生した大和肉鶏。名古屋種・ハンプシャー種・シャモの3品種を掛け合わせると、コクと旨味が大和かしわとそっくりな品種が出来上がったそうだ。適度な脂肪・肉の締まりの良さ・お肉の旨みがブロイラーと違ったところで、これが大和肉鶏…