講談社現代新書「魔女と聖女」(池上俊一著)を読了。 おどろおどろしい魔女と崇高な聖女列伝的な記述をタイトルから期待していたものの、ムーブックスじゃああるまいしそもそもが無理な注文であったっぽい。でもってもっぱらの中身はというと、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ領域の中世ヨーロッパの女性論めいた内容であった。 魔女に関しては、キリスト教の勢力拡大のプロセスの中で、なびいてこない人々や立場の弱い人々の中からスケープゴートをこしらえて火あぶりにした面もあった・・・という魔女狩りの背景が述べられていて、なるほど、さもありなん・・・と。いつの時代も体制側のやり口たるや・・・。 欧州本土でかすかに命脈…