三宅唱監督がシム・ウンギョンの迷える心の旅をユーモラスに描く『旅と日々』。そのコメディ的魅力について解説! つげ義春の短編「海辺の叙景」と「ほんやら洞のべんさん」を原作に、『夜明けのすべて』、『ケイコ 目を澄ませて』の三宅唱監督が独自の軽やかさで紡いだ映画『旅と日々』。 主人公の脚本家・李を演じるのはシム・ウンギョン。脚本を担当した作品の上映後の質疑応答で「才能がない」と漏らしてしまった彼女は、迷いを抱えたまま雪の町へと旅に出る。そこで出会うのが、堤真一演じる宿の主人・べん蔵だ。厳しくも美しい雪景色の中、最初はぎこちなかった二人だが妙に馬が合い、ふとした小さな冒険が、李の心を静かにほぐしていく…