【兄嫁➁】(ブーケ) 兄の結婚式当日は朝から賑々しかった。来賓をはじめ友人達や親族も、食前酒などを飲みながら和やかに歓談している。 親族紹介のあとに続いて厳かな結婚式が執り行われ、やがて披露宴が始まった。 白無垢からウェディングドレスにお色直した花嫁は、友達の手作りのブーケを手に新郎と並んで入場してきたのだが、そのブーケを見た親戚の叔母さんがこう言った。 「なんや葬式花みたいなブーケやなぁ」 縁起でもないことを言う叔母さんだなぁと思ったのだが、そんな言葉は吹き飛ばすかのように、披露宴は大変に盛り上がって感動のうちにお開きとなった。 こうして二人の新生活がスタートした。 ・・・・・・・・・・・ …