街の大将 60年ぐらい昔(1965年頃)、ひな人形の鍾馗さまのようなぼうぼうヒゲの大男のこじきがいた。見るからにおそろしい感じで街でも有名な人物だった。そのイメージを軍人に変えて描いた。 1971年、F100、油彩キャンバス こじきは今は使われなくなった呼称ですが、どの街にもそれに相当する人がいた時代の話です。いろんなガラクタを背負ってあちこちへ行く姿が特徴的で、おそれられながらも親しまれていたそうです。親しまれていたといっても言葉を交わすわけではなく、そろそろかれが来る時間だとかさっき通ったよとか、時報や目印のような親しまれ方だったのでしょう。そんな容貌魁偉というより容貌怪異なこじきをイメー…