(承前) 小林数(1914~95)は稚内生まれ、釧路育ちの画家。遺族から寄贈を受けた10点など、他の画家も含め計12点を展示するミニ個展です。林武に師事し、独立美術の会員として、鮮烈な色彩と力強い輪郭線を持った絵を描きました。 もしかしたら所蔵品展などで展示されたことがあったかもしれませんが、この画家について筆者は知りませんでした。 本名は小林数雄で、釧路の鳥取小学校、旧制釧路中(戦後の釧路湖陵高)などに通いました。名から「雄」を外したのは、釧路出身で小林一雄という画家がいて配慮したためだそうです。 師匠の林武(1896~1975)は独立展の創立会員で、貧しい生活のなかで絵筆を執り続け、戦後は…