野尻組の若衆が、正月飾り一式を運んでくださった。引換えに、頭に宛てての口上を託し、お荷物ではあるが、一本お持ち帰りいただく。 一夜飾りはいかにもはしたないが、苦立て(29日飾り)もできれば避けたい。28日じゅうに済ませたいところだ。 玉一個は正面口にて睨みを利かせる。松一対は左衛門府と右衛門府に陣取る。細仕立ての輪飾りが十本。脇玄関、水口、風口、鬼門などを抑える。 注連縄ひと房は神棚用だが、これだけはまだ飾らない。大晦日の台所にて、重要な出番がある。その儀式を済ませてから、神棚に挙げる。例年の慣わしだ。 それまでのあと数日は、今年のひと房に頑張ってもらう。年明けて松が取れたら、細かく刻んで藁ク…