何かの役に立つかもと取っておくことは、老人世代にはよくあることです。とくにモノ不足の時代をくぐり抜けてきた戦前・戦中生まれの世代には顕著な現象で、親の死後に処分を迫られて呆れる子どもの嘆きはよく聞きます。一般には、何かの役に立つかもと取っておいて、実際に役に立つことはまずない。だから、処分に困ることのないようにモノをそのつど適切に捨てておくというのは大切なノウハウであると思います。 ただし、モノと違って場所を取らない情報の場合はいささか事情が異なります。ごく稀ではありますが、後で役に立ったケースが実際にありました。それは、30代の頃に作成した某資料の元原稿をテキストファイルで残してあったためで…