美作もみじ寺秋の装い 顧みれば三度目の秋の備前への旅。 昼過ぎに、備前に家を持つ高校時代の友人が車で迎えに来てくれた。 大和川線から湾岸線に出て、神明、加古川、姫路バイパスを通り、相生で降りて山間の道を走る。 桐一葉天下の秋を報じるにはいささか早いが、雲もなく、霞もなく、高い清らかな、透き通った気に覆われている。のんきに広がる静寂の秋の田園は崇高な気に充ちていて、車窓からの秋風が心地よい。 過去二度の秋の旅では、木々の色づきには早かったり、遅かったりして、見事な紅葉とは言いがたかった。 今年は今までにも増して早く旅立ったので、紅葉なんぞは、あまり期待はしていなかっが、もみじ寺と呼ばれている美作…