形が分かる高度に発達した目は、その構造の違いから2種類に分けることができます。複眼とカメラ眼です。それぞれの構造とそれによる見え方にはどんな違いがあるのでしょうか。 (1)複眼 複眼は昆虫の目です。エビやカニなどの甲殻類も複眼をもっています。トンボの目を例に複眼の構造を説明しましょう。 トンボは、頭の大部分が目と言っていいほど大きな目をしています。トンボの目を拡大してみると、表面に小さな粒々がたくさんあるのが分かりますが、一つ一つが個眼です。小さな個眼が2万個も集まって複眼を構成しています。 粒のように見えているのは個眼の表面の角膜部分です。角膜の下に光を感じ取る視細胞が数個ずつ。それぞれの個…