「愛の讃歌」「君といつまでも」「恋のバカンス」「恋の季節」。世代を超えて愛され、今もなお多くの人々の心で歌い継がれるこれらの名曲には、一人の偉大な作詞家の魂が込められています。その名は、岩谷時子。越路吹雪のマネージャーとしてキャリアをスタートさせ、シャンソンの訳詞から歌謡曲、そして「レ・ミゼラブル」に代表されるミュージカルまで、日本の音楽史に燦然と輝く数千もの作品を遺しました。 彼女が、日本の音楽界への深い愛情と未来への願いを託して設立したのが、「公益財団法人岩谷時子音楽文化振興財団」です。今回は、この財団の第13期決算を読み解きます。営利を目的としない公益財団法人の決算書からは、一般的な企業…