個々の人間の持つ不可解な面白さと、それらをかけ算したときの人間関係の面白さ。二人以上の人間が集まっておこなう「会話」のベースには、それら「個」と「関係性」という二種類の面白さがあって、だからこそ人は会話を求めるのだろう。そしてその面白さを最大化するシステムこそが「漫才」という形式であるのかもしれない。そんなことを改めて感じさせられる大会だった。単純に面白い人間を二人並べればさらに面白くなりそうなものだが、そうとも限らないことを我々は知っている。いやむしろ二人の「関係性」のほうが重要なのかもしれないぞと、今年は大会を観ながらそんなことを考えていた。ここで言う「関係性」とは、人と人との「距離感」の…