4.0 現代人が太平洋戦争にまぎれこむ話なので啓蒙と愁嘆のループを想像していたが、予想に反して飄々としていた。むしろ三丁目が戦争ですとかとなり町戦争のようなバイブでいちいち悲哀にもっていかないコミカルな姿勢は見やすく珍しかったと思う。とくに堤真一が自分と息子に起こった不思議な出来事にまったく戸惑いのない怪演だった。 語り口の端折り方も巧かった。ふつうの日本映画ドラマだと現代人が戦争時代にタイムスリップしたら、そこで登場人物らが不可思議に驚嘆する様子を長々と挿入する。ゾンビ映画演出で再三これを言ったことがあるが、ゾンビ映画でゾンビが出て驚く演出は冗長なわけである。なぜなら観衆はゾンビ映画にゾンビ…