「自分の「異常性」に気づかない人たち 病識と否認の心理」西多昌規 自分の「異常性」に気づかない人たち 病識と否認の心理 作者:西多 昌規 草思社 Amazon <感想>精神医療の治療者が増えていると聞く。それは新しく病名が作られた結果、それを当てはめることができることが理由と思っていた。しかし事はそんな単純なものではないようだ。著者は実際の診療を通じ、症状が分類できないことも多いことや症状改善がでないことで悩むという生々しい医者の思いを書いている。正直本書を読むと精神科医になろうとする人が減ってしまうのでは。そんな老婆心が去来する。精神医療のシンプルかつ最大の問いの一つは「正常か異常かの判断」…