60年代の風俗映画 日本、浦山桐郎監督 自動車の部品会社に勤める吉岡努は専務の姪マリ子と恋仲だった。吉岡は出世のためには手段を選ばない野心家だった。 ある夜、クラブの女から森田ミツのことを知らされ、7年前の1961年春、大学生時代の出来事を思い出す。雑誌のペンフレンドの交際欄で福島県から出てきた18歳の田舎娘ミツと渋谷ハチ公前で待ち合わせをした。 吉岡は学生運動に青春を燃やし挫折した大学生で、ミツは教養もなく美人でもない貧しい女工だった。 やがて吉岡はミツと肉体関係を結ぶ。しかし吉岡はこの関係が続くことを怖れて、ミツを棄てて逃げてゆく。絶望のあまりミツは中絶をした。 「ミツは優しい、優しいとい…