最近では有料の展示会を比較的多く開催の印象も、やはり施設の趣旨を勘案すれば多くの人に、無料で美術にふれる機会をできるだけ多く設けてほしいもの。 標題展は選出された四十八名の作品が並び、大詔・優秀賞も選出されている。 それにしても焼き物から漆器、竹細工、ガラス工芸、とその幅広さに驚きながら歩を進める。 『福田亨』の〔吸水〕。木版の上に溜まった水を吸いに集まった、二頭の揚羽の繊細さ。 『長谷川清吉』の〔くすり〕。箱から出した薬をアルミのシートから押し出して飲む。そのカラの描写のリアルさ。ましてや素材が銀であることを知れば、驚きはいや増す。 『瀬戸毅己』の〔曜変天目〕。タイトル通り。チャレンジする意…