すべて忘れてしまうから 作者:燃え殻 扶桑社 Amazon 「すべて忘れてしまうから」燃え殻<感想>燃え殻氏のエッセイ集。日陰から投げつけられたような視線が日常を切り取る。各エッセイのタイトルがもはや自由律俳句のごとし。そしてそのエッセイはどことなく萩原慎一郎氏の短歌の香りを感じる。単純に悲しいとか辛いとかではなく、もっと社会の死角にある暗部に気づかされる。燃え殻氏はデビュー作の「ボクたちはみんな大人になれなかった」を含めてベストセラーが多い。ベストセラーとなればある程度経済的な余裕が出て、この燃え殻的な視線がなくなってしまうのでは。余計なお世話な感想だ。<目次>セックスしなくても幸せだった夜…