人から「似合っている」と齎される展望も、ふと閃いた憧れも、たまたま出逢った魅力的な他者も、本当に目指しているかと問われたら、どちらに対しても全然と言ってしまいそう。心揺れたのは間違いないが、自分が“そこ”に到達できるとは到底思えないからである。なんというか、ときめいたから見上げているわけで、そこに自分を並べようなんざ烏滸がましいと、想いが大きいほど反射的に思ってしまう。いつも、どの方向にも、途切れぬ一本道はなく、プロセスがわからなすぎて、靄に靄、今の立ち位置から“笑える方へ”というのが微かな望みなのだ。 またテレビから「生きているだけで丸儲け」なんて聞こえている。「存在している、それだけでいい…