江戸川乱歩賞は、社団法人日本推理作家協会が主催し、講談社・フジテレビが後援する探偵小説を奨励するために制定された文学賞。 1954年、江戸川乱歩の寄付を基金として設立され、新人作家の登竜門として、推理小説の賞としては、もっとも有名。 受賞者は第二作発表の場も含め、講談社の強いバックアップによって育成されていくという慣行があるため、のちのち活躍していく作家の率が非常に高いとされる。
文学賞
老虎残夢【電子書籍】[ 桃野雑派 ]価格: 869 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 中国は南宋の時代の、ある雪の夜の出来事。湖に浮かぶ孤島の八仙楼で、武術の達人として名高い梁泰隆の遺体が発見された。梁泰隆は3人の武侠を招き、その内の1人に自らの奥義を授けようとした矢先のことだった。雪と湖に囲まれた二重の密室の中で、梁泰隆はなぜ、そしてどうやって殺害されたのか。 3人の武侠たちは、厳しい修行を経てそれぞれ特殊な能力を身につけている。例えば水上を歩行したり、足跡を残すことなく雪上を異動したり。 梁泰隆の愛弟子でありながら奥義継承の候補者に選ばれなかった紫苑は、そのことに複雑な思いを抱きつつも、姉…
「ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ」第190問! この帯はなんの本でしょうか? 物語でワクワク、文章でドキドキ、トリックで仰天!読んだもん勝ち!ーー田中芳樹 『QED Ifー証明終了ー』『CMB』ミステリ漫画のヒットメーカーがはなつ初の長編ミステリ小説! 期待どおりの面白さ。すみからすみまで楽しみましたーー有栖川有栖 第190問の答えは明日。コメントで解答を書いてみてね。 第189問 の答えは 『殺し屋の営業術』(野宮有、講談社、2025)で、野宮さんは第71回江戸川乱歩賞を受賞してデビューしました。 野宮さんは江戸川乱歩賞の受賞より前に、2018年の第25回電撃小説大賞で投稿作『シル…
「ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ」第188問! この帯はなんの本でしょうか? 最侠のヒロイン誕生!湖上の楼閣で舞い少女は大人になった。彼女が求めるのは、復習か恋か? 第67回江戸川乱歩賞受賞 綾辻行人 論理的に真相を解き明 かしていくスタンスにはブレ がなく、スリリングな 謎解きの演出も◎。 京極夏彦 南宋の蠱惑。 武侠小説としての外連。 特殊設定ミステリ という挑戦。愉しい。 第188問の答えは明日。コメントで解答を書いてみてね。 第187問 の答えは 『闇に香る嘘』(下村敦史、講談社、2014)で、第60回江戸川乱歩賞を受賞しました。 応募時・受賞時のタイトルは「無縁の常闇に嘘は…
「ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ」第187問! この帯はなんの本でしょうか? 2014年度ミステリー最大の収穫 たった一行のくだりで殆どの謎や違和感は解消してしまう。そこで世界も反転する。ーー京極夏彦 絶対評価でA。還暦を迎えた記念すべき年に、江戸川乱歩賞は素晴らしい受賞作を得た。ーー有栖川有栖 第60回江戸川乱歩賞 第187問の答えは明日。コメントで解答を書いてみてね。 第186問 の答えは 『天使のナイフ』(薬丸岳、講談社、2005)でした。 薬丸さんはもともとシナリオを書いていましたが、高野和明さんの江戸川乱歩賞受賞作の『13階段』を読んで小説を書こうと思いました。乱歩賞に応募…
「ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ」第185問! この帯はなんの本でしょうか? 驚異の疑似体験ゲーム機「○○○○○○」のテストモニターが消えた 緊迫の展開、衝撃の結末 あなたはもう 現実には戻れない 究極の推理、岡嶋二人最後の作品 第185問の答えは 明日。コメントで解答を書いてみてね。 第184問 の答えは 『焦茶色のパステル』(岡嶋二人、講談社、1982)でした。 岡嶋二人は、井上泉さんと徳山諄一さんによるコンビのペンネームで名前の由来は映画「おかしな二人」でした。 『焦茶色のパステル』で第28回江戸川乱歩賞を受賞してデビューしました。 岡嶋二人はデピューから1989年の『クライン…
またまた江戸川乱歩賞受賞作品の『完盗オンサイト』。 いままでにないストーリ展開でとても面白く数日で読了。 あらすじはこちら⇩ どこまで真剣? ホントにできるの? 550歳の人質を皇居からいただいちまえ!報酬は1億円。皇居へ侵入し、徳川家光が愛でたという樹齢550年の名盆栽「三代将軍」を盗み出せ。前代未聞の依頼を受けたフリークライマー水沢浹(とおる)は、どうする? どうなる? 不気味な依頼者、別れた恋人、人格崩壊しつつある第3の男も加わって、空前の犯罪計画は、誰もが予測不能の展開に。最後に浹が繰り出す、掟破りの奇策とは? こういうストーリを紡げる作家の方々はすごいなと思います。 本日も最後までお…
野宮有『殺し屋の営業術』講談社を読了。 書評家の吉田伸子さんが絶賛していた以外の情報はなにも持たずに買ってきた本なのだけれど、帯を見たら「江戸川乱歩賞受賞作品」であった。 殺し屋の殺人の現場に居合わせてしまった優秀な営業マンの鳥井。そのまま命をとられても不思議のない状況だったのだけれど、営業マンとしての交渉術でもってその場を生き延び、しかもその殺し屋組織の営業を請け負うことになる。ところが、なんとその殺し屋たち、2週間以内に2億の金を稼がなければならない状況にあった。鳥井は自分の命と引き替えに、その2億円の契約を締結するための行動を開始する。それまで、自分が生きていることになんら意味を見いだせ…
殺し屋の営業術作者:野宮 有講談社Amazon Kindle版もあります。殺し屋の営業術作者:野宮有講談社Amazon 「営業ノルマ」は、2週間で2億円。 稼げなければ、全員まとめて地獄行き。営業成績第1位、契約成立のためには手段を選ばない、凄腕営業マン・鳥井。「今月のノルマはいくらでしょう? 売上目標は?」 「契約率は25%……、残念ながら、かなり低いと言わざるを得ません」 「どうしてこんな状況になるまでプロの営業を雇わなかったんですか?」そう……これは商談なのだ。 研ぎ澄まされた営業トークを矢継ぎ早に展開し、場の空気を掌握する鳥井。「あなたは幸運です。私を雇いませんか? この命に代えて、あ…
死刑制度について考えさせられる 13階段 過去の江戸川乱歩賞受賞作品をたどってみるのも自分の読書本選定の一つの手段になっています。 もともと江戸川乱歩が大好きということにも影響していると言えるでしょうかね。 この作品は 第47回の江戸川乱歩賞受賞作品です。 死刑制度について深く考えさせられる内容になっており、じっくりと読むことができました。 死刑制度という言葉は時々ニュースなどでも耳にすることがあり、その都度問題意識を再燃させるものですが、正直今まであまり深く考えることができていませんでした。 このお話の中では死刑執行までについての生々しい記載があるため、死刑制度について深く考えてみたい方にも…
またまた江戸川乱歩賞の作品です。 ところどころに伏線が張り巡らされているこちらの作品。巧読者サイドの謎解きを巧妙にかわす展開で最後の最後までこちらの予想を裏切る物語でした。 あらすじはこちら⇩ 十四年前、関東の地方都市で起きた連続猟奇殺人事件。ルイス・キャロルの詩を下敷きにしたかのような犯行から「ブージャム」と呼ばれた犯人は、六人を殺害した後、逮捕される。容姿端麗、取り調べにも多くを語らず、彼を英雄視する熱狂的な信奉者も生まれるが、ついに死刑が執行された。そしていま、第二の事件が始まる。小指を切り取られた女性の惨殺体。「ブージャム」を名乗る血塗られた落書き。十四年前の最後の被害者、南條信の双子…