13ページ 夜の森を歩いていたとき、少年は夢を見た。 焼けた村。倒れた母。鉄の弾。 そして、自分の手が誰かを撃っていた。 目覚めたとき、手のひらが震えていた。 少女は焚き火のそばで眠っていた。 その寝顔は、あの日の姉に似ていた。 少年はポケットの中の鉄の弾を取り出した。 それは、ずっと冷たく、重く、彼の心に沈んでいた。 「守るために、撃つことは間違いなのか?」 誰にも聞こえないように、彼はつぶやいた。 でも、その問いは、ずっと彼の中で渦を巻いていた。 ある町で、二人は武器を持つ少年兵たちに囲まれた。 彼らは、戦争に生きるしかなかった者たち。 「守るために戦う。それが正義だ」と、彼らは言った。 …