江戸の侍・村尾嘉陵(1760‐1841)が文化十三年閏八月二十日(1816.10.11)に埼玉県和光市にある吹上観音に参拝した道筋を辿った話の続き。御茶ノ水駅から歩きだし、豊島区池袋本町までやってきたところから。 peepooblue.hatenablog.com 旧池袋村の鎮守、氷川神社(池袋本町三丁目)を過ぎると、道(池袋本町中央通り)は緩やかな下りになる。その先には谷端川が流れていた。 「ここから少し行って左右に田圃が見渡せる所に、道を横切って用水が流れている。この用水は、上は椎名町に発している玉川の支流で、末は滝の川(石神井川の下流、隅田川へ注ぐ)に注いでいるという」(現代語訳:阿部孝…