おそらくは本年最後の、花梨通信となる。 梢ちかくの細枝に、団子兄弟みたいな四果が密集結実したために、しなってフェンス越しに往来へと身を乗出していた枝があった。私所持の脚立と道具類とでは、とうてい手の届かぬ高さにあった。ご通行人か車輛にご迷惑をおかけせぬようにと、祈るしかなかった。 四果それぞれが重みを増して、枝のしなりが目立つ模様は、10月25日に記した。間を置いて一果また一果と落ちて、残るは二果となった模様は、11月17日に記した。そして今朝、ついに残すところ一果のみとなった。 長いこと辛抱に辛抱を続けてきたのだろう。深く頭を垂れていた枝は、だいぶ姿勢を回復させて、ふたたび天に向おうとするが…