【夜の公園】 東京の夏の暑さといったら他にはなかった。それは夜になっても変わることがなくて、3畳ひと間のアパートの部屋の中は殆んどサウナ状態になった。1ヶ月の家賃が5.000円のその部屋にはエアコンなどが着いているはずもなくて、その暑さといったら尋常ではなかった。堪らず窓を開けようものなら、蚊の大群が入ってきて大変なことになる。部屋は1階にあって、窓の外にはジメジメした小さな空き地があり、蚊が湧き放題だったのだ。窓を開けっぱなしにして蚊取り線香を焚いたって効果はあまり期待できなかったし、第一窓を開けてもそんなに涼しくはないのだ。だから汗だくになって悶絶することになる。とてもじゃないが眠れたもん…