世界は今、かつての「世界の警察」が不在となり、剥き出しの「暴力と利権」が支配する極めて危険な時代に突入している。これまで国際秩序を維持してきたアメリカが、ベネズエラ攻撃に見られるように自国の利益のために他国の主権を破壊する「最強の当事者」へと変貌した事実は重い。この暴挙は、ロシアや中国などの大国に対しても「軍事力さえあれば何をやってもいい」という事実上の免罪符を与えてしまった。正義や誠意といった道徳的な訴えが通用しない弱肉強食の世界において、日本が生き残るためにはどうすればよいのだろうか。 軍事的に米・中・露といった核保有大国に勝つことができない日本にとって、日本列島が主戦場となる事態だけは何…