読書録「解剖探偵」3 著者 敷島シキ出版 角川文庫 p164より引用“ マスコミやネットで、こいつは悪い奴だ、という雰囲気が作られると、その相手にはもう何をしても許されると思い込む。なぜなら、こいつは悪い奴だからだ。悪を叩くのは正義。すなわち自分こそが正義。正義は悪に何をしても許される。 そんな幼稚で頭の悪い理屈を、多くの人が無意識に受け入れてる。” 殺された人だけを霊として見ることが出来る刑事を主人公とした、長編ミステリサスペンス小説。 パッと見て自殺と判断されるであろう死体を前にして、その考えに異を唱える主人公・祝依然。先輩刑事にははっきりとした根拠を示せはしないが、祝依にはこの死体が殺さ…