さて、「少しだけ」著者の魅力に触れておくとしながら長くなってしまったが、己の半生丸々否定されたハカセは、じゃあ絶望して、絶望した原因である世紀の発見を本にすることで生計を立てることにした訳ではない。 この人はちゃんと復職している。ものすごくタフで、己の反省丸々否定された事実を、まさかの就職活動の採用面接で堂々口にする。 察するに、元いた世界、それまで自分にとって当たり前にいた場所で、世紀の大発見を聞いて欲しかったんじゃないかと思う。だってそんな比較の話できる相手は沖縄にはいなかったし、したとて真剣に聞いてくれる相手なんて「この人採用して大丈夫かな?」と真剣に吟味する人くらいだと思ったんじゃない…