『恋というものは何とおそろしい情熱だろうか。それなのに、世間の嘘つきどもは、恋をあたかも幸福の源泉のように言っている。 スタンダール『パルムの僧院』(岩波書店)』 このフレーズを見たときに、思いついたのは、「いのち短し 恋せよ乙女」です。これは、1915年に発表された「ゴンドラの唄」の冒頭に出てくる歌詞です。 『その前夜』の劇中歌として生まれ、松井須磨子らが歌唱し、大正時代に流行したとされています。 これは、さまざまなシーンで使われ、受け取り方も色々な反応があると推察します。 スタンダールのフレーズは、少々、過激だと感じる部分がありますが、「常軌を逸するとそのようになってしまう」という警告のよ…