藤田東湖像の項でご紹介した「彰考館跡地」です。この敷地は現在は中学校になっている様です。そしてこここそがかの水戸藩が250年もの長きに渡って行った大事業、 「大日本史」の編纂之地です。この水戸藩が進めた歴史研究がやがて時を経て、幕末の志士たちに多大なる影響を与え維新のうねりが興っていった事を考えると、幕末ファンとしてはぜひとも訪れたい場所のひとつでした。徳川家康が元和元年(1615)に定めた「公武法制応勅」で水戸は「幕府の永世福将軍」を任じられ、つまり水戸自らは将軍に就く事はなく、もし水戸が幕府の悪政を認定した場合には新将軍を尾張、紀州から選ぶ、という任を負い、両家に人物無き場合は広く天下の諸…