子供のころ、12月28日は餅搗きと決まっていた。親戚の分も搗くので、家族総出の大仕事だった。 ※AI生成 搗き終わって、近所の親戚に持って行くのは子どもの役目。これが、けっこう楽しみだった。 「ご苦労さんやなあ。お年玉というほどでもないけど、飴ちゃんでも買うてんか」 そう行って駄賃をくれる。 近所の親戚は古くからの遠い親戚だから、30円程度だが、五件ほど回ると一か月分の小遣いになった。 家に帰ると、近辺の親戚が餅を取りに来ていてお年玉をくれる。こっちには聖徳太子が入っていた。 ♪今はうちでは 餅つきぢや。 ぺつたんこ、ぺつたんこ。 お父さんがついて、お母さんが手がへし、 ねえさん手つだひ、うち…